堀口は9年ぶりUFC復帰戦を圧巻の1本勝ちで飾る(UFC公式Xより)
「次はUFCのベルトだ!パントージャはどこだ?」堀口恭司が9年ぶりのUFC復帰戦で圧巻の1本勝ち…朝倉海の足を破壊したカーフキックが炸裂…リング上でタイトル戦を要望
UFCでは2015年に当時のフライ級王者であるデメトリアス・ジョンソン(米国)に挑戦したが、最終ラウンドの終了寸前に腕ひしぎ十字固めを決められ、一本負け。その後、UFCがフライ級の階級を一時的に消滅させたため、契約が終わり、RIZINに参戦。バンタム級のタイトルを獲得し、朝倉海に敗れる黒星もあったが、リベンジを果たして、2019年には、日本人で初めてベラトールのバンタム級王座も獲得した。その後、RIZIで新設されたフライ級のベルトも獲得して2階級制覇を達成したが、もう堀口に対抗できる対戦相手がいなくなったこともあり、UFCへの再挑戦を決断。当初は6月の「UFC ファイトナイト・バクー」でウランベコフと対戦予定だったが、堀口の怪我でUFC復帰戦は延期となっていた。
堀口はリング上で次戦について聞かれ「もちろんUFCのベルトが欲しい。パントージャはどこにいる」と叫んだ。
「パンドージャはチームメイト(同じATT所属)だが、そんなの関係ない。彼のことはリスペクトしているが、これはビジネスだ」
同門のUFCフライ級王者との対戦を要求した。
2023年にフライ級王者となったパントージャは昨年12月にUFCデビュー戦となった朝倉海に1本勝ちしている。UFCは、選手査定、ランキング制定に厳しくそう簡単にはタイトル挑戦させない組織ではあるが、この日の堀口のファイトは挑戦者にふさわしい内容と結果だった。堀口のUFCタイトルへの挑戦はいつ実現するのか。歴史的快挙の時が訪れるのはそう遠くはないのかもしれない。
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