恨み節?!「必要ないと判断された事に悔しい気持ちもありますが…」楽天入団決定の前田健太が復帰オファーをくれなかった古巣の広島に異例の長文メッセージ
「イーグルスに入団する事になったのにこのメッセージを書くことで不快に思ってしまうイーグルスファンの方々もたくさんいるかもしれません。ここから先のメッセージを書いて本当に投稿して良いのか何回も何回も迷いました」としながらも、「自分の言葉で自らカープファンの皆様に届ける事が大切だと思いこの投稿をさせていただきました。お許しください」として、応援をし続けてくれたカーブファンに熱いメッセージを伝えた。
マエケンは、メジャー時代もカープファンの声援が支えになったことを明かして、感謝の意を伝え、日本球界復帰の宣言後に、多くのファンや後輩のチームメイトからも、復帰を願うメッセージが届いたことを明かした。そして「今回は自分の実力不足の為オファーは届きませんでした」との衝撃事実を暴露した。
「今のチームには必要ないと判断された事は悔しい気持ちもありますが後輩たちが頑張っている証拠でもあります。なので球団に対して悪く思う事もしてほしくはありません。これがプロの世界です。この事実を真摯に受け止め新しいチームでプレーする事を決断しました」と本音を綴った。恨み節に聞こえないわけではなかったが、マエケンの希望は、黒田博樹のような古巣への恩返しだったのかもしれない。
今季Bクラスに沈んだ広島の先発ローテーは床田、大瀬良、森下、森、玉村の5人が軸になって回ったが、きっちりと6枚が固まっているわけではない。ただ2023年のドラフト1位の常廣や今年のドラフトでも2位で即戦力の亜細亜大の齊藤を指名するなど、若手の成長への期待があり、37歳のマエケンに助けを求めるほど、切羽詰まった状況ではなかったのだろう。
マエケンはさらに「カープファンの方全員が僕の復帰を願っているわけではない事はわかっています。でもメッセージがたくさん届くたびに叶わない事をどう伝えようと考えました。そしてこの投稿をする事で僕自身も前向きに新たに次の道へ進む事が出来ます」と続けた。
そして長文の最後をこういうメッセージで締めた。
「カープの選手、そしてファンみなさん日本シリーズでお会いしましょう」
近日中に入団会見を行われる予定となっている。

