「非常に厳しいグループに入った」北中米W杯抽選で日本はオランダ、チュニジア、(ウクライナ、スウェーデン、ポーランド、アルメニアの勝者)と同組…森保監督は警戒心を強める
来年6月に開幕するW杯北中米大会の組み合わせ抽選会が5日(日本時間6日)、米国の首都ワシントンD.C.のジョン・F・ケネディ・センターで行われ、日本代表はグループFでオランダ、チュニジア、欧州プレーオフBの勝者と同組になった。来年6月14日(同15日)にFIFAランキング7位の強豪オランダ、20日(同21日)にアフリカ予選無失点のチュニジア、25日(同26日)にウクライナ、スウェーデン、ポーランド、アルメニアの勝者の順で対戦するグループステージに、日本の森保一監督(57)は「非常に厳しいグループに入ったと思う」と表情を引き締めた。
オランダとは過去に1分2敗、チェニジアは2022年6月の親善試合で完敗
優勝経験国との対戦は避けられた。大会のダークホース・ノルウェーも別のグループになった。それでも森保監督は神妙な表情を浮かべた。
来夏のW杯共催国のひとつ、米国の首都ワシントンD.C.のジョン・F・ケネディ・センターで行われた組み合わせ抽選会を終え、フラッシュインタビューに応じた指揮官は「非常に厳しいグループに入ったと思う」と第一声を発した。
「すべての対戦国が強い。プレーオフを勝ち上がってくる国はまだ決まっていませんが、どの国の代表選手も普段からヨーロッパで厳しい戦いをしているので」
出場国が前回カタール大会から50%増の「48」となる来夏の北中米大会。組み合わせ抽選は最新のFIFAランキングを元に48カ国を4つのポットに分け、それぞれのポットから1カ国ずつがAからLまでの4つのグループに振り分けられた。
開催国の米国、カナダ、メキシコを含めたポット1の12カ国が振り分けられ、いよいよ日本が初めて名を連ねているポット2の抽選に入る。ドロワーを務めたNBAの元レジェンド、シャキール・オニール氏(53)が6番目に「JAPAN」を引き当て、すでにオランダが入っていたグループFへ自動的に組み込まれた。
グループごとに試合順が異なる中で、来年6月14日(日本時間15日)に行われるグループFの初戦はオランダと日本の顔合わせとなった。最新のFIFAランキングで7位のオランダに対して日本は18位。過去の対戦成績が日本の1分け2敗で、W杯では2010年南アフリカ大会のグループステージ第2戦で0-1のスコアで敗れている。
過去7度のW杯を振り返れば、日本は初戦で黒星を喫した1998年フランス、2006年ドイツ、2014年ブラジルとすべてグループステージで敗退。対照的にドイツに逆転勝ちした前回カタール大会を含めて、勝利するか、あるいは引き分けた4大会はいずれもベスト16進出を果たしている。その重要な初戦へ森保監督は警戒心を強めた。
「世界のトップトップの力を持っている国だと思う。ワールドカップではまだ優勝していないが、過去には決勝にも進んでいる(1974、1978、2010年大会)ので」

