井岡一翔が批判に反論!「賛否があるのはわかっているがチャンスと評価をもらったのは僕」9位と11位のWBA挑戦者決定戦に疑念の声も「その先に5階級制覇をしたら誰も何も言わなくなる」
堤にはリング上から「今日の内容で大きなことは言えない。統一戦はやらなければならない試合だが、決まらなければ是非そっちの挑戦を受けたい」として「スーパーフライ級からバンタム級にあげてくるレジェンド」と井岡との対戦を熱望された。
だが、井岡は「あまりそこに気持ちをまだフォーカスしていない。もちろんそう言ってもらえることはうれしいことで、対戦したい気持ちもあるが、今の自分は12月31日に控えている試合があるのでそこを集中してやりたいという気持ち」と答えた。
WBAの挑戦者決定戦だけに、勝てば堤への挑戦が近道となるわけだが、堤はWBAから休養王者のアントニオ・バルガス(米国)との120日以内の団体内統一戦を指令されている。おまけに鼻を骨折したため、回復に時間も要するだろう。そうなるとターゲットは拓真のWBC王座に絞られることになる。タイミング的にも、5月の東京ドームでのスーパーバンタム級の4団体統一王者、井上尚弥(大橋)対中谷潤人(M.T)のセミファイナルがピタリとあてはまる。だが、すべては大晦日のバンタム級への転級初戦をクリアしなければ始まらない。
15勝14KO1敗の戦績を持つオルドスゴイティは、荒っぽく攻撃的なタイプ。スイングが大きく“仙人”の井岡がカウンターを狙うチャンスはいくらでもある。ここから映像を詳しく分析して戦略を練る段階に入るそうだが、「勝手なイメージとしてファイター型」と見ている。
「僕の考えでは、どの試合でも距離を支配するためにはジャブ、前の手が大事。ジャブを当てるためにフェイントだったり、距離の探り合いだったり、いろんなことがあるが、まず距離を自分のものにして、よりクリーンヒットを当てる部分が大切だと思う」
これこそが井岡の真骨頂。
「この階級に上げて5階級制覇に挑戦するというだけでも自分の中では大きな挑戦。それが実現すれば、インパクトがあり、歴史的なこと。それに挑戦できることも幸せ。挑戦するからには、必ず5階級制覇を達成して期待に応えたい」
2025年の大晦日から歴史の扉を開ける決意だ。

