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武尊との世紀の一戦に勝利した那須川天心が一夜明け会見
武尊との世紀の一戦に勝利した那須川天心が一夜明け会見

ボクシングに転向する那須川天心の夢カードはvs“世界最強モンスター”井上尚弥…実現の可能性は?

 

「THE MATCH 2022」の一夜明け記者会見が20日、都内のホテルで行われ、K-1王者の武尊(30)からダウンを奪い判定勝利した那須川天心(23)が転向するボクシングへの決意を口にした。ファンが望む天心のボクシングでの究極のドリームカードは、スーパースター、WBAスーパー、IBF、WBC世界バンタム級王者、井上尚弥(29、大橋)との対戦だろう。「35歳で引退」を表明している井上との対戦リミットは6年。まずはモンスターへの挑戦資格である世界ベルトを奪わねばならない。

「生半可な気持ちで転向することでは無い」

 天心はプロ47戦目にして初めて眠れなかったという。

「興奮というか、この感じからずっと覚めたくないなというのがあった。だから僕の中ではまだ6月19日です」

 限界まで噴き出した体内のアドレナリンが残ったままなのだろう。凄まじい激闘の証拠だ。

「ダウンを取ったシーンだけで言ったら多分500回くらい見てるんじゃないですか」

 流れてくるTIKTOKで最初に映像を見たと言い「違法はダメです」と付け加えた。

「自分の中でも過去1番ハードな試合だった。武尊選手という最高の選手がいたからこそ、熱い試合ができた。久々に楽しかったですね」

 一夜明け会見には、アンダーカードの勝者も全員参加した。かつて天心と名勝負を演じたRISEの志朗を判定で下したK-1の玖村将史からは、「那須川選手にはボクシングでいい結果を出して、いずれ戻ってきて欲しい。その時は僕がK-1の代表として武尊選手のかたきを取りたい」という対戦ラブコールを送られた。

 以前、天心は、ボクシング後のキックへのカムバック構想を口にしていたことがあったが、この日は、その可能性を問われ、「どうなんですかね。ほぼないんじゃないですか」と否定した。

 いざ、その日が近づいてきてリアルな感情が沸いてきたのかもしれない。 「生半可な気持ちで転向することは無い。時代の移り変わりは激しいので、たとえば(ボクシングとキックの)両方をできるようになるのかもしれない。だからといって両方やるとかは考えていないが、今はボクシングに集中したい」

 その決意は半端ではない。

 前日の試合後会見で「負けたら死のうと。動画に遺書を残していた」という壮絶な決意をもってリングに上がったことを明かしたが、武尊に負ければ、ボクシング転向も見送る考えだったという。

「考えましたね。ボクシングを延期して6月に試合をするという風に決めたときに、もし負けたらボクシング転向は絶対にできないなという覚悟はあった」

 ただボクシング転向の具体的な話に関しては「まだ何も決まっていない。話せることはない」と繰り返す。

 すでに水面下では、所属予定先のジムとの下交渉もスタート。4月の引退予定が、武尊戦が決定したことで6月に伸びることになった際には、ボクシングのデビュー計画にも狂いが生じることになるため、所属予定のジムの了解をとりつける根回しも行っていた。

 おそらく曲がったことが嫌いな天心は、所属予定ジム側の正式アナウンスがない段階で情報が先に出ることを避けて筋を通しているのだろう。

 それでも「チャンピオンになるというのは誰しも目標としてあると思うんで、そこに向かってやっていくのは確かですね」とボクシングでの目標を語り、「僕の新たな挑戦というか、自分でもワクワクしてますし、ファンの皆さんもワクワクさせたい。そこは期待してもらっていいんじゃないか」と続けた。

 またボクシングでも入場曲に矢沢永吉の曲を使うことを明言。 「試合以外で魅せるというのも僕は格闘技のエンターテイメントだと思うので、そこは意識していきたい」と、ボクサーデビューに思いをはせた。

 ではボクサー天心の第2章はどうなるのか。

 まずは階級。

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