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村上宗隆がホワイトソックスと2年3400万ドル(約53億6000万円)で契約合意(ホワイトソックス公式Xより)
村上宗隆がホワイトソックスと2年3400万ドル(約53億6000万円)で契約合意(ホワイトソックス公式Xより)

「空振り率の懸念で市場が慎重」なぜ村上宗隆は大型契約を結べずホワイトソックスとの2年約54億円「短期高年俸」を選択したのか…2年連続最下位ホ軍は「プレッシャーも少ない気楽な場所」

 ESPNによると村上は三塁ではなく一塁で起用される方向。
「スカウトの多くは三塁の守備がメジャーで通用するか、懐疑的だっただけに、一塁転向は守備での負担を減らし、打撃に専念させる狙いがある」という。
 村上の打球初速(上位10%にあたる90パーセンタイル)はMLB全体で5位に相当、最大打球速度は12位に相当、ハードヒット率はMLBトップ相当とされる。ESPNは「ジャイアンツのラファエル・デバースのように空振りが多くても結果を残す強打者は存在する」とした。
 ホワイトソックスは遊撃のコルソン・モンゴメリー、捕手のカイル・ティール、捕手/DHのエドガー・クエロ、三塁のミゲル・バルガス、二塁手のチェイス・マイドロスと将来楽しみな若手が揃っている。
「トレード・ルーマーズ」は、「そこに村上が加わることで打線には大きな希望が生まれる。若い打線の中核を担う存在になる。トレードの噂が絶えないものの健康であればルイス・ロバートJr.が村上と並ぶスターとして存在感を放つ可能性もある。こうした状況を踏まえると村上はホワイトソックス再建の象徴的存在と位置付けられる」と期待を寄せた。
 ホワイトソックスは今オフに横浜DeNAの左腕アンソニー・ケイも2年総額1200万ドル(約18億9000万円)で獲得、また元レイズの守護神ピート・フェアバンクスに関心を示しているとも報じられている。 
 ア・リーグの中地区は、タイガースやガーディアンズなど強豪チームが並び、上位進出は容易ではないが、同サイトは「今回の動きは、若手が育つ環境を整え、2027年以降の本格的な巻き返しを見据えたものだろう。ルーカス・ジオリトや、ギャレット・クロシェといった主力を手放した再建期に疲弊したファンを再び惹きつける狙いもある」と、村上獲得の狙いを分析した。
 ちなみに村上の獲得でホワイトソックスの年俸総額もリーグの最下位グループから脱出するという。またヤクルトはホワイトソックスからポスティング譲渡金として657万5000ドル(約10億4000万円)をゲットすることになる。村上は22日(日本時間23日)に入団会見を行う予定となっている。

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