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町田の黒田監督は暴言、不適切な指導でJリーグからけん責を受けた問題についてノーコメントを貫いた
町田の黒田監督は暴言、不適切な指導でJリーグからけん責を受けた問題についてノーコメントを貫いた

これが“異様”な問答の一部始終だ!なぜ町田の黒田監督は暴言、不適切な指導でJリーグからけん責処分を受けた問題の説明責任を果たさずノーコメントを貫くのか?

 一連の問題は昨年2月に、日本サッカー協会(JFA)の暴力等根絶相談窓口とJリーグのコンプライアンス部門が共有。通報内容の事実関係に関する調査を依頼された町田は、同4月下旬に報告書をJリーグへ提出した。
 この間には写真週刊誌で、黒田監督に関するパワハラ疑惑が報じられた。町田の藤田晋社長(52、サイバーエージェント会長)は報道を真っ向から否定し、町田もクラブ公式X(旧ツイッター)へ次のような声明を投稿している。
「極めて悪質な記事であり、大変遺憾です。パワハラは事実無根であることをクラブ内で第三者委員会でも確認が済んでおります」
 しかし、その後に町田が立ち上げた「弁護士で構成される特別調査委員会」にクラブの顧問弁護士が同席していた事実が判明。Jリーグは「ヒアリング対象となるチーム関係者の多くに率直な供述を躊躇させる結果となり、真相解明に支障をきたした」と判断し、一部報告に関して町田に再調査を依頼。同時にリーグでも独自にヒアリングを実施した。
 そして、町田の最終報告書とリーグの独自調査の両方をリーグ裁定委員会が精査。出された答申が黒田監督及び町田に対するけん責処分だったが、発表から15日目にして初めて取材対応した同監督はノーコメントを貫いた。
 ならば同監督は対応しないと定めたクラブ側の方針を質そうと、クラブハウス内にいた上田武蔵代表取締役COO(31)の取材対応が要望された。しかし、前出の声明がクラブとして説明できるすべてという理由で応じなかった。
 その上田COOは同日夜に町田市内のホテルで開催されたキックオフミーティングの冒頭挨拶で、ファン・サポーターへ向けて次のように謝罪している。
「昨年末の黒田さん及びクラブへのけん責処分につきまして、みなさまにもご不安を与えてしまい申し訳なく思っております。クラブとしてもしっかり黒田さんと向き合い、リーグにもご協力いただきながら再発防止に向けてガバナンス向上に尽力していきたいと思っておりますので、あらためてよろしくお願い申し上げます」
 同ミーティング後には強化部の原靖フットボールダイレクター(FD、58)が取材に対応。黒田監督との契約更新交渉に今回の懲罰は影響を与えなかったと明かし、クラブとして独自の処分を科したのか、との問いにも「それはありません」と即答した。
 サッカー界ではアビスパ福岡の監督で、町田の前ヘッドコーチでもある金明輝氏(44)が、コンプライアンスに抵触する言動が複数確認されたとして、チームが始動する前日の4日付で電撃解任されたばかり。福岡は翌5日に結城耕造社長、山口均副社長、柳田伸明強化部長が異例の決断に至った理由を説明している。
 サガン鳥栖の監督時代にパワハラ歴があり、S級ライセンスからA級(ジェネラル)への降級処分を受けていた金氏を招聘した是非はある。それでも緊急会見に臨んだ福岡は、ファン・サポーターやスポンサーを含めたすべてのステークホルダーへメッセージを発信した。一方の町田は今後も、黒田監督だけでなく上田COOによる取材対応の場は設けないとしている。
(文責・藤江直人/スポーツライター)

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