• HOME
  • 記事
  • サッカー
  • 「すべてがクレイジーだった」リバプール遠藤航が電撃移籍からプレミアデビューまでの激動の“96時間”を英メディアに激白
遠藤航がリバプールで移籍即デビュー(写真・アフロ)
遠藤航がリバプールで移籍即デビュー(写真・アフロ)

「すべてがクレイジーだった」リバプール遠藤航が電撃移籍からプレミアデビューまでの激動の“96時間”を英メディアに激白

 イングランド・プレミアリーグのリバプールに電撃移籍したMF遠藤航(30)が20日(日本時間21日)、前日のボーンマス戦で途中出場したプレミアデビュー戦の思いとオファーが届いてからデビューまでの“96時間”の舞台裏を複数の英国メディアに激白した。今夏の移籍市場の動向を注視していた遠藤は、オファーが届く前に名門入りの予感がしていたという。日本代表キャプテンは、27日(日本時間28日)のニューカッスル・ユナイテッド戦での初先発が期待されている。

 「僕は『もしかしたら……もしかしたら……』と思った」

 

 リバプールの熱狂的なサポーター、そして英国メディアを騒然とさせた電撃移籍。しかし、当の遠藤はオファーが届く前に名門入りを予感していた。
 ドイツ・ブンデスリーガのシュツットガルトのキャプテンが、リバプールに加入した舞台裏が現地時間20日に複数の英国メディアで報じられた。地元紙『LIVERPOOL ECHO』は「あるとき、ひとつの思いがエンドウの脳裏に浮かんだ」と伝えた。
 同メディアは“思い”の正体を、遠藤の言葉を介して明かしている。
「正直に言えば、リバプールが中盤の選手、それも6番の選手をほしがっている、というニュースを僕は追いかけていた。他のクラブへ移籍したヘンダーソンとファビーニョに代わって、カイセドがリバプールにくるものだとずっと思っていた。そのカイセドがチェルシーに移籍したときに、僕は『もしかしたら……もしかしたら……』と思ったんだ」
 6番の選手とはボランチやアンカーを指す。遠藤がチェックしていたように、リバプールではこのオフに、イングランド代表ジョーダン・ヘンダーソン(33)とブラジル代表ファビーニョ(29)がともにサウジアラビアへ移籍。元イングランド代表のジェイムズ・ミルナー(37) も契約満了に伴って退団し、三笘薫(26)が所属するブライトンに加入した。
 一方でリバプールは6番の後継者として、エクアドル代表モイセス・カイセド(21)に狙いを定め、英国史上最高額の移籍金1億1500万ポンド(約214億2000万円)を前所属のブライトンへ提示した。クラブ間では合意に達したものの、カイセドはリバプールのオファーに断りを入れ、同じ金額を提示していたチェルシー入りを選んだ。
 カイセドのチェルシー移籍は現地時間14日に正式発表された。一報がドイツを含めたヨーロッパ中を駆け巡ったなかで、遠藤は「もしかしたら……」と考えた。翌15日にはブンデスリーガに精通するリバプールからオファーが届いた。予感が現実のものになった。

 

関連記事一覧