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ソフトバンクがドラフト1位指名したスタンフォード大の佐々木麟太郎の決断は?(写真・アフロ)
ソフトバンクがドラフト1位指名したスタンフォード大の佐々木麟太郎の決断は?(写真・アフロ)

「佐々木麟太郎はソフトバンクを経由せずにメジャーへ行くべきだ」球界重鎮がただ一人入団未定のドラフト1位の怪物スラッガーの進路に過激提言!

 メジャーのドラフトには、プロ志望届などなく、大学生の場合3年生あるいは、21歳以上が対象となる。20巡目まで指名可能で、1位から6位までの指名順はプレーオフに進出しなかった18球団による抽選で決まる。
 また10巡目指名まではスロットバリューという契約金の目安があらかじめ設定されている。その金額を守る必要はないが、各球団ごとに契約金の合計額もボーナスプールとして定められており、それを越えた場合は超過税やドラフト指名権の喪失などペナルティが科される。そういう複雑な縛りがあり、2025年の1位の指名権を得たナショナルズの1位のスロットバリューは1107万5900ドル(約17億5000万円)で史上最高額だったが、実際には、1位指名した高校生のイーライ・ウィリッツ内野手の契約金は820万ドル(約12億9000万円)だった。
 上限が1億円と定められている日本とは桁違いだが、スロットバリューが高額なのは上位指名に限られ、11巡目以降の契約金は、15万ドル(約2400万円)程度だ。
 過去に日本人でメジャードラフトに指名されたのは5人だけ。2002年にロッキーズからアリゾナウエスタン短期大学の坂本充が24巡目指名、デザート短大の鷲谷修也がナショナルズから2008年に42巡目、2009年に14巡目指名、同年にはノーザンアイオワ大の藤谷周平がパドレスから18巡目指名を受けた。藤谷は入団を拒否して2010年のドラフトでロッテに6位指名された。また2013年には、UCLA大に入学の決まっていた加藤豪将がヤンキースからアーロン・ジャッジに次ぐ2巡目(全体66位)で指名され契約金84万5700ドル(1億3300万円)で入団した。加藤が日本人では過去最高順位で契約金も最高額。それでも長いマイナー暮らしが続き、開幕ロースター入りしてメジャー昇格したのは10年目のブルージェイズ時代だった。2023年にはオレゴン大の西田陸浮がホワイトソックスか11巡目(全体329位)で指名を受けている。
 佐々木がソフトバンクではなくメジャーを選択するならば、まだ誰も打ち破っていない、メジャードラフトからの早期メジャー昇格という難関をどう突破するかに注目だろう。
 広岡氏はこう辛辣な意見も口にした。
「将来メジャーでのプレーを確実に希望する選手をわざわざ日本で育成するのもどうか。日本野球はメジャーへの踏み台でもメジャーのマイナーリーグでもない。3軍、4軍まであって選手層の厚いソフトバンクだからこそ余裕で佐々木を1位指名できたのかもしれないが、そういう選手を指名すること自体に疑問を感じざるをえない」
 スタンフォード大が所属するNCAAディビジョンⅠは2月中旬に開幕。一方ソフトバンクの交渉期限は7月末までとなっている。
(文責・駒沢悟/スポーツライター)

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