「これ以上ダメージを与えるリスクを冒すことはできない」“カモン騒動”で揺れる大坂なおみが左脇腹負傷で全豪を3回戦で棄権…SNSでは「メンタルヘルスの問題」を心配する声
試合後の公式記者会見で大坂は「正直に言うと『カモン!』に対して、このように言われた経験は今までなかったので少し混乱しています」と言い、こう続けた。
「私は自分を鼓舞するときに『相手の気をそらそう』とは絶対に考えません。彼女が抗議した場面でも、主審は私が間違えているとは言いませんでした」
一連のやり取りはSNS上で賛否両論が飛び交う事態を招いた。
チルステアのインスタグラムが「負け惜しみほど見苦しいものはない」や「あなたの態度は残念だった。ただただ無礼だった」など、大坂を擁護するコメントで炎上状態と化しただけではない。男子のレジェンド、ノバク・ジョコビッチ(38、セルビア)の妻で、元モデルで慈善活動家でもあるエレナさん(39)が23日に自身のSNSを更新。一連の騒動の非は大坂にあるとする次のような見解を投稿した。
「これ(カモン!)が妨害行為と呼ばれないのが意外です」
さらに米国のテニス番組『Tennis Channel』に出演した女子のレジェンド、マルチナ・ナブラチロワさん(69、チェコ/米国)も「相手のファーストサーブとセカンドサーブの間に大声を発することは許されません。心の中では『カモン!』と叫んでもかまいませんが、それを言葉にしてはいけません」と大坂の行為を批判した。
SNS上では大坂に批判が飛び交った状況がメンタルに影響を与えたのではと危惧する声もある。
「彼女は繊細な人で、起こったことに対して完全に崩れてしまっていないことを願うばかりだよ。なおみ、あなたにたくさんの愛を送るよ」
「みんななんでそんなに意地悪しなきゃいけないの。心に優しさがないなら、何も言わないで。何が起こっているのか、あなたにはわからない」
「メンタルが弱すぎる…情けない。自分の信念を貫いてあのゴミどもに中指を立てて見せるんじゃなく、逃げ出すなんて」
「以前も彼女のメンタルヘルスの問題が彼女を棄権させた」
大坂は2021年6月に、自身がメンタルヘルスの問題に悩まされていると告白している。全豪オープンで2度目の優勝を果たし、大きな期待がかかっていた全仏オープンを2回戦の直前になって棄権。自身のSNSで全仏での試合後会見を拒否した理由を「私は世界中のメディアに話すときに、大きな不安の波に襲われます」とした上でこう綴っている。
「真実は2018年の全米オープン以来、長い間、うつ状態に苦しんできたということです。そして、その対処に本当に苦労しました。私を知っている人なら私が内向的であることを知っているでしょうし、トーナメントで私を見た人なら、社会不安を和らげるためのヘッドフォンをしていることに気付くでしょう」
今回の棄権とメンタルの関係がどう結びついているのかは、現時点で不明だが、発表されたタイミングが3回戦の開始直前だっただけに、さまざまな憶測を呼ぶ状況にもなった。コート入場時の奇抜なファッションも話題になっていた大坂は、主催者を介してコメントの最後の部分で「みなさんが私の服装を気に入ってくれたのはもちろんうれしかったですし、ここでテニスをするのも楽しかったです」とも綴っている。

