「史上最もレベルの低い大会」“名伯楽”タラソワ酷評のロシアメディア検証記事で“りくりゅうペア”世界最高得点にまで「疑問が残らなかったわけじゃない」と“いちゃもん”
同記者は「さらに大きな論争を呼んだのがその他のメダルの配分である」とし、銀メダルのアナスタシア・メテルキナ/ルカ・ベルラヴァ(ジョージア)が「目立つミスを犯し」、銅メダルのミネルヴァ・ファビアン・ハーゼ/ニキータ・ボロディン(ドイツ)は「それ以上の乱れを見せた」と指摘。一方でマリア・パブロワ/アレクセイ・スヴャトチェンコが4位に終わったことを問題視した。
「生涯最高とも言える完璧な演技を披露し自己ベストを更新したにもかかわらず、表彰台の外に留まった。なぜか。それは彼らの背後に“必要なパスポート”も“必要な連盟”もなかったからだ。連盟の威信や選手の実績がいかに採点に影響を及ぼすかをはっきりと示した」
このペアはもともとはロシアの選手だが、今回はハンガリーに国籍を変えて出場していた。
そして同記者は「ペアではロシアの選手たちがいかに必要だったかが浮き彫りになった。現在ロシアのトップ選手たちは決して最良の状態とは言えない。しかし、アレクサンドラ・ボイコワ/ドミトリー・コズロフスキー、あるいはアナスタシア・ミーシナ/アレクサンドル・ガリャモフの4回転スローは間違いなく五輪を彩っただろう。またエカテリーナ・チクマリョワ/マトヴェイ・ヤンチェンコフのエレメンツにおける見事な同調性やカリーナ・ハビブリナ/イリヤ・クニャジュークが昨季に見せた高難度のトリプルジャンプも同様である。この種目を常に牽引してきたロシア勢がいないことでどこか物足りなさが残る」と続けた。
結局、りくりゅうへの“いちゃもん”は、自国の選手が出場できなかったことをひがんだだけだったのかもしれない。
またアリサ・リュウが金、坂本花織が銀、中井亜美が銅を獲得した女子シングルについても「リュウの演技内容は10年前のプログラムのようだった」と批判。トリプルアクセルに挑んだ中井とアンバー・グレン(米国)は評価しつつ「リュウの金メダルで最も問題なのは難しい要素に挑戦する必要はなく、安定してトリプルジャンプを跳び、ライバルのミスを待てばタイトルを得られるという信号を送ってしまったことにある」と主張した。そしてタラソワ氏の「史上最もレベルの低い大会」という発言を肯定した。だが、今後行われる国際スケート連盟のルール改正では、男女フリーのジャンプ本数を7本から6本に減らすなど、ジャンプ重視から表現力重視へとシフトチェンジすると見られている。

