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かつて浅田真央氏も指導したロシアの名コーチのタラソワ氏が爆弾発言(写真:望月仁/アフロ)
かつて浅田真央氏も指導したロシアの名コーチのタラソワ氏が爆弾発言(写真:望月仁/アフロ)

浅田真央氏を指導したロシア名コーチのタラソワ氏が「(イランを軍事攻撃した)米国の選手を出場停止にしないのは不公平だ!」と爆弾発言…「なぜ我々だけが処分を負わなければ」

 米国がイランを軍事攻撃して最高指導者のハメネイ師を殺害した国際紛争がフィギュア界にも波及した。現役時代の浅田真央氏を指導するなどロシアの名コーチとして知られるタチアナ・タラソワ氏(79)が「(イランを軍事攻撃した)米国の選手を出場停止にしないのは不公平だ」と爆弾発言を行った。ロシアのフィギュア選手は、ロシアのウクライナ侵攻を受けて五輪や国際大会から排除されているため“それなら米国も”と反発したものだ。

 ロシアはウクライナ侵攻により国際大会から排除

 ロシアフィギュア界の重鎮のタラソワ氏が爆弾発言だ。
 米国が「核兵器の開発を阻止するため」イランを電撃的に軍事攻撃し、最高指導者のハメネイ師を殺害した国際紛争の勃発を受けてタラソワ氏が、ロシアメディア「スポーツ24」の取材に対して、こう意見した。
「IOC(国際オリンピック委員会)が米国の選手を出場停止にしないのは不公平です。なぜすべての責任を私たちが負わなければならないのか理解できません。まるで、他の国々は、どんな紛争にも関与していないかのようです。イスラエルを見てください。これは不公平です」
 ロシアの一部プロを除くアスリートの多くは、ロシアのウクライナ侵攻による、国際世論の反発を受けて五輪を含む国際大会から排除された。今大会には、ロシアからは、フィギュアの女子シングルで6位入賞したアデリア・ペトロシアン、男子シングルで同じく6位入賞したピョートル・グメンニクの2人を含む13人が中立の個人選手として出場した。
 だが、今なお五輪を含む国際大会への参加が認められていないことにタラソワ氏は不満を抱いている。
 そして、それならイランへ軍事攻撃した米国の選手にも、IOCは国際大会への出場停止処分にすべきだとの“暴論”を掲げたのだ。
 タラソワ氏は、コーチとしてソルトレイク五輪男子シングル金メダルのアレクセイ・ヤグディンらを育て、日本のトリノ五輪女子シングル金メダリストの荒川静香氏や、バンクーバー五輪の同種目銀メダリストの浅田真央氏らを指導したことで知られる。今大会中は、ロシア国内のフィギュア競技中継の解説を務めた。
 歯に衣を着せない大胆な発言でも知られ、今大会後には、「今回の五輪は私がこれまでの人生で見てきたどの大会よりもレベルが低かった。もしかすると私たちロシア人がいなかったからかもしれない。それは大きな不公平だ。こんなことがあってはならない。でも実際、今大会は弱かった」と過激な発言を残して物議をかもしていた。
 “皇帝”エフゲニー・プルシェンコ氏は、タス通信に、ロシアのジュニア選手が、来季の国際スケート連盟(ISU)の大会において、国旗などを掲げて出場できるようになるとの見方を示した。
「私たちは今まさに国際舞台へ復帰できるだろう。来季からは、ジュニア選手がロシア国旗と国歌とともに出場するようになる。おそらくシニアも同様だろう。私たちは自分たちが何者であるかを示すことになる」
 これに先立ち、ロシア・フィギュアスケート連盟会長のアントン・シハルリドゼ氏は、ISUによるジュニア選手の出場容認問題について「今夏までに結論が出る可能性がある」と語っていた。

 

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