3.15横浜世界戦が面白い…WBA王者の松本流星「自信」の根拠は井上尚弥の金言と天国の恩師の教え…敵陣営「いい材料を見た」にも「こっちの想定以上できてもらわないと残念」と豪語
プロボクシングのWBA世界ミニマム級王者の松本流星(27、帝拳)が2日、帝拳ジムで同級4位の高田勇仁(27、ライオンズ)との再戦(3月15日、横浜BUNTAI)に向けて公開練習を行った。負傷判定で終わった昨年9月の王座決定戦の再戦。視察した渡辺利矢トレーナー(58)が「隠さずに見せてくれ、いい材料になった」と言えば、松本は「隠すものなどない。こっちの想定以上のものをやってこないと残念」と応戦した。松本のプロ戦績は7戦無敗(4KO)、高田が16勝(6KO)9敗3分けとなっている。
「完全決着をつける」
何も隠さない。
松本は1ラウンドのミット打ちで器用な田中繊大トレーナーが仕掛けた高田を想定した動きに対応する形で次々とパンチを繰り出した。
たった1ラウンドだったが内容の濃いそのミット打ちを見た高田陣営の“参謀”渡辺トレーナーがニヤッと笑った。
「前回よりもいい。固さがない。チャンピオンの風格とでも言うんですかね。力んだところもない。だいぶ練習を積んでいるんでしょうね」
そう褒めた後にチクリと毒針を刺した。
「高田を意識した動きをしていますね、ここで、こう来たら、こう動く。隠さずに全部見せてくれた。いい材料になった。隠さずにうちも全部見せないと」
昨年9月に王座決定戦で対戦した際には、高田はサウスポースタイルで公開練習を行い、手の内を見せなかった。だが、今回はお返しにすべて見せるという。
一方の王者はそんな敵陣営の目などおかまいなしだった。
「いまさら隠すものは何もない。一回やっているのが大きい。向こうも強いところも、弱いところもわかっている。もちろん(戦法を)変えてくるという想定でいる。競る内容になると想定している。そうでないと世界戦をする意味がない。こっちは対策された上での練習をしている。見ているファンもそう。全ボクサーにリスペクトをもっていれば、準備以上ものをやってくるでしょう。こなかったら残念」
自信がなければこれは言えない。
昨年9月の前戦は、5回に松本の頭が高田の顔面を直撃。続行不能と判断され、そのラウンドを含む負傷判定となり、松本が3-0で勝利した。松本はスピードとスキルで圧倒。ジャッジ3人がフルマークだった。
今回は同じ日にWBA世界ライト級王者に挑む前WBO世界同級王者の岩田翔吉らと150ラウンドを消化。田中トレーナーが「一段階レベルアップした」という手応えがある。
プライベートで交流があるス―パーバンタム級の4団体統一王者、井上尚弥に食事に誘ってもらった際に、「統一チャンピオンになれるから自信を持った方いいよ」と言葉をかけられた。
それも松本に大きな自信を与えた。
「完全決着がテーマ。全部で上回っているところを証明して圧倒的に勝ちたい。理想はKO。判定なにったとしても1ポイントも与えない戦いををしたい」

