「イラン軍事攻撃の米国は100%排除。サッカーW杯はロシアで開催せよ!」ロシアで人気のある熱血実況アナが“暴論”!
米国がイランを軍事攻撃して最高指導者のハメネイ師を殺害した国際紛争がスポーツ界にも波紋を広げた。その中でウクライナへの侵攻で五輪など国際大会から排除されているロシアから反発の意見が相次ぎ、ミラノ・コルティナ五輪でもコメンテーターを務め、スポーツの実況アナとしてもロシアで有名なドミトリー・グベルニエフ氏(51)が6月に北中米で開催されるサッカーのW杯を「ロシアで開催すべきだ」との暴論を展開した。ロシアメディア「ソヴェツキー・スポルト」が報じたもの。同メディアは今回の紛争を受けて沈黙している国際オリンピック委員会(IOC)や国際サッカー連盟(FIFA)を批判している。
イランがW杯出場辞退の可能性も
米国が「核開発を阻止するため」敢行したイランへの軍事攻撃を受けて反発を示しているのがロシアのスポーツ界だ。
2022年にロシアがウクライナへ軍事侵攻すると、IOCは、各国際連盟に対し、ロシアとベラルーシの国際大会からの排除を勧告し、ほぼすべての競技団体がこの勧告に従った。国際フィギュアスケート連盟は、国際大会からロシアを除外、FIFAもすぐに2022年ワールドカップカタール大会予選のプレーオフからロシアを排除し、ロシアのクラブチームも欧州大会から排除された。さらにサンクトペテルブルクで開催予定だったチャンピオンズリーグの決勝はパリへ変更された。
2024年のパリ五輪、今回のミラノ・コルティナ五輪とロシアの参加は許されなかった。だが、今回の米国のイランへの軍事攻撃を受けてIOCも、FIFAも、米国へなんら処分を行っていないことに対して、ロシアのスポーツ界は「不公平だ」と反発。
ロシアの国内でバイアスロンなど冬季スポーツの熱血実況や、歯に衣着せぬ評論をするコメンテーターとして人気があり、日本でいえば松岡修造氏のような活躍をしているグベルニエフ氏が、ロシアメディア「ソヴェツキー・スポルト」の取材に対して、こう“暴論”を展開させた。
「サッカーのワールドカップは(ロシアの)ズラトウストに移すべきだ。スタジアム『ブレヴェストニク』は決勝を受け入れる準備ができている。我々はFIFAの決定を待っている。ズラトウストは準備万端だ。バイアスロン大会を開催した組織があるのでサッカーのワールドカップも開催できる」
6月のワールドカップは米国、カナダ、メキシコの3か国の共催。決勝は米国ニュージャージー州の「メットライフスタジアム」で行われるため、米国開催の試合をロシアに移すべきだと、皮肉をこめて提案したのだ。
FIFAに開催地変更の動きはなく、一方でアジア予選を勝ち抜き、出場の決定しているイランのサッカー連盟のトップであるメフディ・タージ氏は「ワールドカップにとって良い兆しではない。政府高官は状況を評価してから行動を起こすかどうか判断する」と出場辞退の可能性を示唆している。米国がイランチームのスタッフや関係者へのビザを発給しない可能性もあるという。イランはグルーブGで、ベルギー、エジプト、ニュージーランドと対戦する予定となっている。

