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敗れた井端監督はベンチで憮然(写真:スポーツ報知/アフロ)
敗れた井端監督はベンチで憮然(写真:スポーツ報知/アフロ)

「なぜ7回若月健矢に代打を送らなかったのか?」侍Jは井端監督の采配ミスでベネズエラに負けたのか…山本由伸の69球交代と「中継ぎスペシャリスト不足問題」などへの疑問を専門家が指摘

 前出のテレビ朝日スポーツによると、井端監督は「イニング途中に代えるというのも、次にいく投手に負担がかかる。60球くらいをメドに最初からプランをたてていた。4回がいっぱいかなと判断した」と説明した。
 現役時代に阪神、ダイエー(現ソフトバンク)、ヤクルトで先発、抑えで活躍した池田親興氏は、「山本は、その日の調子を探る立ち上がりにアクーニャJr.に一発を浴びて力みが入った。スプリットが落ちていなかったのはその影響もあると思う。ただ3回からは修正ができていた。9番からの一番怖い1、2、3番につながる打順だったので、残り11球あれば、大舞台に慣れている山本に続投の選択肢があってもよかったのかもしれない」との見方を示した。

 そして6回からは、日ハムの伊藤大海をマウンドに送るも、いきなりトーバー、トーレスに連打を浴び、無死一、三塁とされた。エンドランで揺さぶれ動揺しているところでレッドソックスで昨季22本塁打のウィルヤー・アブレイユにライトの3階席まで届く特大の逆転3ランを打たれた。カウント2-1からの146キロの内側へ入る甘いストレートだった。まだ2点差だったが、8回には1次ラウンドで奪三振マシンとして存在感を示した千葉ロッテの種市篤暉が無死二塁で、飛び出したトーバーを楽勝で牽制で刺せるところが大悪送球。トーバーはもうあきらめて戻らずにスタートを切っていたので、センターへ打球が抜ける間に一気にホームを駆け抜けた。あまりに痛い追加点だった。
 池田氏は、踏ん張れなかった中継ぎ陣についてこう分析した
「ベネズエラの打線は日本の投手が高めのゾーンではなく、低めの出し入れで勝負してくる傾向をよく研究していた。低めの変化球の見極めを徹底していた。低めのゾーンギリギリから手を出さないので、隅田も伊藤も、ボールを一個あげてストライクをとりにいったところを狙われた。もう一段階上のコントロールが必要だということだ」
 そしてこう続けた。
「中継ぎが踏ん張れなかった。伊藤は本来先発投手。第二先発とはいえ、途中からいく調整の難しさもあったと思う。ストレートはすべて140キロ台。調子があがらずオーソドックスな右腕でタイミングが合わせられた。隅田にしても同じだ。平良海馬、松井裕樹、石井大智というブルペンの2人をアクシデントで欠いた、そもそも編成の狂いの影響があったように思えた。まだノーガードの打ち合いで勝つほどのパワーを日本の打者全員が兼ね備えているわけではない。やはり日本の長所は投手力。そこを生かし切れず敗れたのは残念な部分。大谷が投手ができなかったこともあったので、野手を一人削って、もう一人、中継ぎのスペシャリストを入れておくべきだったのかもしれない」

 

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