• HOME
  • 記事
  • 野球
  • 「失望している…今でも腹が立っている」猛省の3三振のジャッジか、不可解采配のデローサ監督か…WBC米国敗戦の責任はどちらにあるのか?
悔しい銀メダルを首からかけた米国主将のアーロン・ジャッジはマーク・デローサ監督と何を語り合ったのだろうか(写真・AP/アフロ)
悔しい銀メダルを首からかけた米国主将のアーロン・ジャッジはマーク・デローサ監督と何を語り合ったのだろうか(写真・AP/アフロ)

「失望している…今でも腹が立っている」猛省の3三振のジャッジか、不可解采配のデローサ監督か…WBC米国敗戦の責任はどちらにあるのか?

 デローサ監督は試合後会見でロス五輪に向けて「100%、もう一度やると答えるよ。最後までやり切りたい。WBCでは2回とも(決勝で)3対2で負けているからね。理由?今ロッカーで選手たちがどれだけ傷ついているか見れば分かるよ」と、続投への意欲を示し、SNSでは「永久追放にしろ」などの批判が殺到していた。
 また米サイト「ピンストライプス・ネイション」も「ジャッジの沈黙か、それともデローサの采配か…米国代表がWBCタイトルを逃した原因は何だったのか」との検証記事を掲載した。
 同サイトは「ジャッジの大会全体の打率.261、2本塁打、5打点の数字は悪くない。しかしノックアウトラウンドの大舞台で、そのバットは沈黙した。米国は準決勝、決勝でわずか4得点。そのすべてが本塁打によるものでジャッジは関与していない。彼を取り巻く打線もより大きな問題だった。決勝はわずか3安打の10三振。シュワーバーは3打数無安打3三振だった」と打線全体に責任があると分析した。
 またデローサ監督が、ベネズエラの先発左腕が降板後も右打者のドジャースのウイル・スミスの起用を続け、昨季60本塁打のマリナーズのカル・ローリーを起用しなかったことを批判した。
 さらに9回に4試合で防御率0.00だった守護神のパドレス、メイソン・ミラーを起用しなかった問題もクローズアップした。
 デローサ監督は、試合後に「パドレスの要請を尊重した。リードをしていれば彼を使っていたが、同点で投入するつもりはなかった」と登板過多を懸念するパドレスからリードした場面以外での起用を認めない要請があったことを明かした。だが、同サイトは「この説明は受け入れられない。ミラーは準決勝で22球しか投げておらず、大会を通して100マイル(約161キロ)超の球速で圧倒していた。SNSでは『理解不能』の声が相次ぎ『永久追放』を求める声まで上がった」との見解を示した。
 また試合後にデローサ監督が「この試合に(采配)ミスはなかった。ただ攻撃でプレッシャーをかけられなかっただけだ」とコメントしたことや、WBCを7月のオールスターブレイクに移すべきだと主張したことを取り上げて「批判をかわすための論点ずらし」と批判した。
 同サイトの結論は「責任は一人に帰するものではない」というもの。
「ジャッジは主将として最も重要な場面で結果を出せなかった。デローサ監督は最も好調な打者を外し、最強のリリーフを同点で使わず、3億ドル(約474億円)のロースターから得点を引き出せなかった」
 米国の敗戦の衝撃はあまりにも大きかった。

関連記事一覧