「188球の酷使はあり得ない。韓国なら大騒ぎだ」韓国メディアがセンバツで大垣日大、竹岡大貴の延長10回”涙の完投勝利”を問題視…韓国では怪我防止に1試合105球の制限あり
21日の1回戦では花咲徳栄の黒川 凌大が東洋大姫路戦で132球の2失点完投、高知農の山下蒼生が日本文理戦で8失点しながら133球完投、専大松戸対北照戦では、両エースが互いに完投していた。
そして同メディアは、「投手管理や保護に配慮する韓国の高校野球でこのような投球をすれば、酷使論争で大騒ぎになっていただろうし、そもそもあり得ない」として批判した。
韓国の高校野球を統括する大韓野球ソフトボール協会は2014年に高校野球で1試合の最大投球数を130球に制限する規定を導入。2018年からは105球に引き下げ、WBCのように投球数に応じた休養日を義務づけている。45〜60球を投げた場合は1日、61〜75球は2日、76〜90球は3日、91〜105球は4日を空けなければならない。
同メディアは「休養は必要だ。過度な保護との意見もあるが、有望選手の負傷防止が最優先である点に異論はない」とした。
一方の日本では、2018年の夏の甲子園で金足農の吉田輝星(現在オリックス)が6試合で881球も投げたことが発端となり、2019年から議論が本格化し、2020年から2024年までの試行期間を経て、2025年から「1週間で500球」の投球制限が正式にルール化された。
だが、韓国のように1試合の球数制限はなく、200球を投げてもOKで、この規定に対しての賛否は起きていた。選手の聞き取りや肩、肘のメディカルチェックなどのデータを検証した上での結論だったが、韓国の制限に比べるとかなり緩い。
また同メディアは、「日本の野球ファンも、もはや酷使を闘魂として無条件に受け入れているわけではないようだ。188球は日本のファンから見てもやや行き過ぎとの声がある」とし、ヤフーの記事コメントをいくつか紹介している。
「188球は多すぎる。2回戦が心配」「監督が交代を考えなかったというのは信じられない」「高校野球に投球数制限はないのか。選手の将来を壊しかねない」「これを美談にするな」「“188球の熱投”という表現がいかにも日本的で嫌いだ」
今大会からDH制が導入され、選手の出場機会が増えたと同時に投手への肉体的な負担も軽減された。だが、竹岡は「4番・投手」の二刀流でフル出場していた。188球完投を美談扱いするだけでなく、さらなる改革へ向けての議論を深めることも必要だろう。

