日ハムからFA移籍の松本剛が「2番・センター」で躍動した(写真・スポーツ報知/アフロ)
FA松本剛が巨人に持ち込んだ”新庄野球”が虎撃破の理由だ!
また4回には一死一、三塁で大山のセンターフライの目測を誤って一瞬、下がったがあわてて前進、最後はダイビングキャッチを試みてアウトにしている。犠飛となり1点は失ったが、松本のこのプレーがなければ、どうゲームが展開していたかわからない。
8回には一死一塁で松本がバントの構えで揺さぶり盗塁を試みたキャベッジがアウトになるチグハグな攻撃があったが、阪神バッテリーは何を仕掛けてくるかわからない松本が打席に入ると神経を使う。
前出の評論家は「松本が巨人を変えるかもしれない」と指摘した。
「1回の粘り、セーフティバント、思い切りのある走塁に守備。すべてが日ハム時代に新庄監督に叩き込まれた新庄野球。これまで巨人になかったスタイルだ。阪神が星野監督の時代にFAで金本知憲を広島から獲得して金本が広島でやってきた野球を阪神に持ち込み浸透させてチームに革命を起こして優勝したことがある。一人の選手で野球は変わるもの。松本が巨人の野球を変えるかもしれない」
元阪神監督の金本知憲氏は、2003年にFAで広島から阪神に移籍して、チームを18年ぶりのリーグ優勝に導いた。打率.289、19本、77打点に数字だけでなく、その打席の中でカウントを考えて赤星憲広の盗塁をサポート、進塁打、全力疾走など、これまで阪神に浸透していなかったチームに貢献する姿勢を示した。加えて怪我で休まないメンタルで、それまで低迷していたチームの風土を改革した。
松本は昨季66試合、打率.188、0本塁打、7打点の成績に留まったが、新天地でのV字回復を狙っている。かつての首位打者が巨人のV奪回のキーマンになるのかもしれない。スポーツ報知の報道によると、松本は開幕勝利を「すごくテンションの上がる試合でした」と振り返っている。
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