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日本GP予選でレッドブルのフェルスタッペンがまさかのQ2敗退の11番手(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)
日本GP予選でレッドブルのフェルスタッペンがまさかのQ2敗退の11番手(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)

フェルスタッペンが引退示唆?「楽しくなければモチベーションは失せる。いつかは終わりが来るものだ」レッドブルのエースが得意の日本GP予選でまさかのQ2敗退の11番手

 F1の今季第3戦、日本GPの公式予選が28日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、4年連続でポールトゥウィンを達成中だった得意のサーキットでレッドブルのマックス・フェルスタッペン(28、オランダ)が2回目(Q2)の11番手で敗退する大波乱が起こった。カットラインの10番手で臨んだラストアタックでタイムを伸ばせず、姉妹チームのレーシングブルズの新人アービッド・リンドブラッド(18、英国)に逆転された。セッション後に「楽しくなければモチベーションは失せる」などと達観した口調で語った元世界王者を、海外メディアは「F1引退を示唆した」と大々的に報じた。

 

フェルスタッペンはレース後に引退を示唆?!(写真・Getty Images / Red Bull Content Pool)

 

 衝撃的な光景だった。
 カットラインぎりぎりの10番手で迎えたQ2のラストアタック。フェルスタッペンはチームメイトのアイザック・ハジャー(フランス)を上回るもすぐに抜き返され、直後には今季唯一の新人リンドブラッドの下剋上も許してしまう。わずか0秒153差の11番手へと後退し、屈辱的なQ2敗退が決まった。
 フェルスタッペンは日本GPで、2021年から4年連続でポールトゥウィンを達成中だった。相性抜群の鈴鹿サーキットで予選の3回目(Q3)へ進めなかったのは、トロ・ロッソ(現レーシングブルズ)からF1デビューを果たした2015年に喫したQ2敗退以来、実に11年ぶりで、しかも当時はエンジントラブルが原因だった。
 翌2016年途中に移籍したレッドブルでは初めてQ2で姿を消した直後。4度の世界王者に輝いたフェルスタッペンは絶大な信頼を寄せる担当レースエンジニア、ジャンピエロ・ランビアーゼ氏(英国)へ無線でこんな不満を訴えている。
「相棒、マシンのどこかが悪いと思う。予選になったら突然運転しづらくなった。高速区間で車のリアが跳ねるようになったんだ」
 しかし、予選後の囲み取材では一転して淡々とした口調でQ2敗退を振り返った。英国紙『Daily Mail』が元世界王者の達観したコメントを伝えている。
「もうフラストレーションすら感じていない。その域をはるかに超えている。英語でそれを表す適切な言葉がわからない。母国語のオランダ語でもわからない。どう解釈すればいいのかがわからない。言葉がないんだ。もう腹が立たないし、以前のようにイライラすることもない。楽しくなければモチベーションは失せる。自分の中で整理すべきことがたくさんある。何かって? ここでの人生だよ。前を向いて努力し続けるだけだけど、正直に言えばあまり良い状況とは言えない」
 同メディアはフェルスタッペンが言及した「ここ」をF1だと断定。その上で「偉大な王者が自身の将来に疑問符を投げかけた」と報じた。
「4度の世界タイトルに加えて莫大な富ももたらしたキャリアの中で、フェルスタッペンがこれほどまでに落ち込んだ姿は初めて見る。勝利に慣れ、F1レースの最も純粋な形を愛する完璧主義者にとって状況は限界に近づいている。実際、彼はすでに他のシリーズでの活躍の機会をこれまで以上に熱心に模索していて、先週末にはドイツのニュルブルクリンクで行われた4時間の耐久レースにも参戦した。彼がF1から距離を置き始めている過程を、私たちは目の当たりにしているのかもしれない」

 

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