本音?勝っている余裕?「成長の可能性を感じた」ロバーツ監督が2被弾6失点の佐々木朗希を評価「スコアほど悪い内容ではない。5回投げ切ったのが大きい」
そしてロバーツ監督は球種を増やした佐々木の先発バージョンについて、こう続けた。
「成長の可能性は感じたね。むしろ最後のイニングが一番良かったと言ってもいいくらいだ。そこから立て直して5回まで投げ切ったのは重要だったと思う。スプリットは毎回、ストライクに見える形で決まってほしいけど、常にそうなるわけではない。今日もウッドに対して0-2からのスプリットが低く決まっていれば全く違う登板になっていただろう。だから私は、引き続き成長していると見ている。スライダーの使用頻度は正確には分からないが、確実に増えてきているし自信もついてきていると思うよ」
一方で佐々木自身は冷静に自己分析をしていた。
「相手が比較的早打ちだったので序盤は早いカウントで打たせながら、球数少なくアウトを積み重ねることができた。その点は良かったが、2巡目以降は少し打たれる場面もあった。要因としては、1巡目にスライダーの割合が多かったことで、後半にストレートとフォークを中心に組み立てる形がうまくできなかったこと。2巡目で対応されてしまった部分があった」
前出の映像メディアが伝えた試合後の囲み取材。
佐々木は配球の問題を課題にあげた。
またウッドに被弾したスプリットについては「感覚としては決して悪くなかったものの思うように使うのが難しい場面もあった。ベース上にしっかりと来ている球もありましたが、配球として多く使えなかった。ストレートとスライダーのコントロールが良かったため結果的にこの2球種を中心に組み立てる形になった」と振り返った。
本来なら、敗戦投手となってもおかしくなかったが、佐々木の負けを簡単に消すパワーがあるのがドジャース打線。7回にダルトン・ラッシングの2ランで3点差とし、8回には、3本のヒットを集中させて2点を奪い、休養でスタメンを外れていた代打カイル・タッカーの一塁ゴロの間に同点、さらに一死一、三塁から大谷がレフトへ勝ち越しの犠牲フライを放ち、ゲームをひっくり返した。
9回には負傷者リスト入りしたムーキー・ベッツに代わって3番に入ったテオスカー・ヘルナンデスが一発で追加点をあげて8-6。
最後はメッツからFA、大型契約で移籍してきた守護神のエドゥイン・ディアズが3人で締めて、佐々木が潰しかけたゲームを白星に変えてしまった。
これでナショナルズをスイープ。ロバーツ監督の佐々木評が決して甘いとは思わないが、開幕9試合で7勝2敗と好調なチーム状態ゆえに佐々木の6失点も余裕を持って見守っていられるのかもしれない。

