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才木浩人が16奪三振のセ・リーグ記録に並ぶも、記録を「知らなかった」藤川監督に降板を告げられ、新記録と日本記録挑戦への機会を失った(資料写真)
才木浩人が16奪三振のセ・リーグ記録に並ぶも、記録を「知らなかった」藤川監督に降板を告げられ、新記録と日本記録挑戦への機会を失った(資料写真)

「監督の大失態だ」「ミスでは済まされない」”16K”才木浩人の最多奪三振記録への挑戦を「申し訳ない。知らなかった」藤川監督に虎ファン激怒…岡田前監督との違いや原因究明を求める声も

 阪神の才木浩人(27)が7日、甲子園でのヤクルト戦で8回を投げて3失点も16三振を奪い、江夏豊氏ら過去8人が持つセ・リーグの1試合の最多奪三振記録に25年ぶりに並んだ。9回に3三振を奪えば19奪三振の日本記録に並ぶところだったが「知らなかった」という藤川球児監督(45)が降板を命じて記録挑戦機会を失い、阪神ファンがSNSやネットのコメント欄で「大失態だ」「ミスでは済まされない」と怒りを爆発させる騒動となった。

 「申し訳ない」と藤川監督が謝罪

 才木の”三振ショー”に7年ぶりにジェット風船による応援が解禁された甲子園が沸いた。
 ストレートがうなりをあげ、フォークはキレキレだった。開幕から7勝1敗と勢いにのるヤクルト打線のバットに空を切らせ続けた。
 2回の岩田幸宏から5者連続、5回の小川泰弘からも5者連続。8回には新生池山ヤクルトの象徴でもある2番に入ったサンタナに外角へ149キロのストレートをズバっと決めて4打席連続三振。奪三振数は16となり、金田正一氏、江夏豊氏らのレジェンドが作ったセ・リーグ記録に並んだ。最後に達成したのが中日の野口茂樹氏で25年ぶりの快挙だ。
 この時点で球数は105球。9回にマウンドに上がれば、セの新記録更新のチャンスがあり、3三振を奪えば、オリックス時代の野田浩司氏とロッテ時代の佐々木朗希が持つ19の日本記録に並ぶところだった。
 だが、まさかの場内アナウンスが流れた。才木に代えて9回のマウンドに湯浅京己が上がったのだ。9-3と大差がついたゲームの中でファンが夢描いていた大記録への挑戦舞台がなくなったのである。
 なぜなのか。先を見据えての球数なのか、才木に何かアクシデントが起きたのか。
 真相は中継各局が伝えた藤川監督の試合後会見で明らかになった。
「もう反省ですね。申し訳ない。僕が知らなかった。9回を投げてもよかったかなというところは本当に才木に申し訳ないなと思います」
 なんと記録がかかっていることを知らなかったというのだ。
 そして「ピッチングとしては素晴らしいものがありましたのでまた次回以降…100球も超えていましたので記録よりも未来に向けてどんどんよくなる方が重要かと思いますね」と続けた。
 長いシーズンを考慮すると、ここで無理させることはないとの考えがあったことも明かしたのである。ただ故障持ちの高橋遥人を巨人戦では112球完封させているのだから、その言葉には矛盾がある。
 一方の才木自身は、16奪三振が虎のレジェンド左腕のセ・リーグ記録に並んだことさえ「知らなかった」という。
 試合後にセ・リーグ記録達成を記念しての花束が贈られ、スクリーンに「16奪三振。セ・リーグタイ記録達成」と表示されたが、キョトンとした表情を浮かべていた。それさえ「何?と思った」というのだ。
 改めて記録について聞かれ「キャッチャーとのやりとりの中で、三振がたくさん取れているのは凄く良いことかなと思うので、しっかりと継続していきたいなと思います。まっすぐも良かったですしフォークも凄く良かったです」と振り返り「でも何よりやっぱり野手の方々がたくさん打ってくれたので」と、森下翔太や佐藤輝明の一発などで9得点をプレゼントしてくれた打線に「あざっす」と感謝の意を伝えた。
 ただ各社の報道によると才木は「タイと言われたら超えたかった」との本音も明かしている。9回のヤクルトの打順は、田中陽翔、オスナ、岩田の3人で、湯浅はオスナから三振を奪っていた。3奪三振の可能性もあっただろう。

 

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