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中日の絶対守護神の松山が2点差を守れずまさかの4失点炎上で逆転許す(資料写真・黒田史夫)
中日の絶対守護神の松山が2点差を守れずまさかの4失点炎上で逆転許す(資料写真・黒田史夫)

何が起きた?「まだ守護神の松山晋也の1軍昇格は早かった…」2点差を守れず9回に4失点炎上で阪神にまさかの逆転負けの悪夢

 中日が10日、本拠地での阪神戦で9回に守護神の松山晋也(25)が2点のリードを守りきれずにまさかの4失点で逆転を許して3-5で敗れた。怪我で開幕に出遅れた松山は、これが今季2試合目の登板。昨季は47度あったセーブシチュエーションで失敗は一度もなかった守護神に何が起きていたのか。

 代走から守備固めの尾田が痛恨のエラーで逆転許す

 何かがおかしかった。
 2点リードで9回のマウンドに上がった松山はわずか3球で1点差に詰め寄られた。佐藤に2球目の153キロのストレートをライト線に運ばれ、大山にど真ん中に投じた初球の153キロのストレートをセンタ―前へ弾き返された。いずれも1球で仕留められた。球速表示は出ていたが、本来の球威がなかった証拠だ。
 さらに木浪の打席で代走の植田に二盗を許すが盗塁阻止率の低い木下を起用している時点でそれはバッテリーもベンチも織り込み済み。だが、続く木浪の一塁ゴロで三進を許したことはフォークがウィニングショットのひとつである松山にとって無言のプレッシャーになったのかもしれない。坂本には追い込んでから木下が中腰になって高目の釣り球を要求した。それが計算した仕掛けだったのか、偶然だったのかわからないが、松山の投じたストレートは外角低目へきて、あわててしゃがんだ木下がキャッチしてストライクのコール。見逃しの三振で二死をとり、ここまではうまくいっていた。
 誤算は高寺への四球だろう。フルカウントから松山はサインにクビを振ってストレートを選択したが、それが外角高めへと外れた。松山が、フォーク勝負を避けた背景には三塁にいた植田の存在があったのだろう。
 そして代打前川に初球のフォ―クのスッポ抜けをライトへもっていかれた。フォークはやはりストレートの質と連動する。
 さらにこの打球を代走から守備固めでライトに入っていた尾田が弾いてしまうミス。打球処理に戸惑っている間に逆転の走者が一気にホームを駆け抜けた。続く近本にもライトへタイムリー二塁打を許したところで井上監督は、先日、プロ8年目にして初勝利をマークした根尾への交代を告げた。

 

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