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昨季首位打者のオースティンが横浜DeNAを自由契約となった
昨季首位打者のオースティンが横浜DeNAを自由契約となった

「岡本のいなくなった巨人がなりふり構わず取るんじゃないか?」巨人重鎮OBが横浜DeNA退団のオースティンからFAの日ハム松本剛までの獲得を皮肉を込めて大胆予想!

 横浜DeNAが13日、6年間プレーしたタイラー・オースティン(34)と今季途中から加入のマイク・フォード(33)の2人を自由契約にしたことを発表した。6日にウエーバー公示されたが獲得球団が現れなかった。故障に苦しんだ右膝の回復次第だろうが、巨人OBで西武、ヤクルトで監督を務めた広岡達朗氏(93)はFA補強も含めて「岡本のいなくなった巨人がなりふり構わず取るんじゃないか?」と皮肉を込めて大胆な予想をした。

 故障している右膝の状況次第か

 ベイファンにとっては衝撃のニュースだ。オースティンの自由契約が発表された。6日にウェーバー公示となったが、獲得球団が現れず自由契約となったもの。ただ他球団は、自由契約になるのを待って獲得交渉に乗り出すのが通例で今後の動向が注目される。
 2020年に横浜DeNAに入団したオースティンは2年目に打率.303、28本塁打、74打点の数字を残した。ハッスルプレーゆえの怪我にも悩まされたが、昨季は106試合に出場。打率.316で首位打者タイトルを獲得した。25本塁打、69打点で、巨人とのクライマックスシリーズのファイナルステージ第2、3戦でホームランを放ち、日本シリーズでも5試合で打率.375、1本塁打、3二塁打と活躍して“下克上日本一”に貢献した。ただ今季は、右膝の故障に悩まされ、65試合、打率.269、11本塁打、28打点に留まり、クライマックスシリーズでの出場もなかった。 
 苦しんだ右膝の状況次第となるのだろうが、回復の見込みがあり問題がなければ、実績は申し分なく、本人も日本でのプレー続行を希望している模様で、獲得交渉に乗り出す球団は出てくると予想される。 
 巨人の重鎮OBである広岡氏は「巨人はもうなりふり構わずFAから外国人選手まで取るんじゃないか」と大胆な予想をした。
「岡本が抜けた穴はあまりにも大きい。来年は4番をいったい誰が打つんだ? おそらく外国人になるのだろう。だが、今のアメリカから来る打者には、ろくなもんがいない。投手は長身のパワー投手はそこそこ通用するが、打者はレベルが低い。成功したのは日ハムのレイエスくらいなもんだろう。日本野球に適応するのに時間がかかり、1年目から戦力として計算は立ちにくい。そう考えると日本でプレーしていた打者の方がまだマシということになる。横浜DeNAをクビになったソトや巨人をクビになったポランコは、一時期、ロッテでそこそこはやったじゃないか」
 横浜DeNAを退団したソトは、ロッテ移籍1年目の昨季は、打率269、21本塁打、88打点と戦力になった。ポランコも巨人から移籍した1年目の2023年は、26本塁打でタイトルを獲得している。今季ソトは打率.230、13本らう井田、44打点と成績が低下。ポランコは打率.201、5本塁打、13打点と、散々な結果に終わり、移籍組の活躍は長続きしない傾向もある。34歳のオースティンに関しては、力の衰えを指摘する声もあるが、岡本の穴を短期間でも埋められるなら背に腹は代えられないだろう。

 

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