高校サッカー5人の次世代ヒーロー候補…1m90の超大型FW、“和製”イニエスタ、世代屈指のスーパーGKやJリーグ内定逸材まで
年末年始のスポーツ界を盛り上げる風物詩のひとつ、第104回全国高校サッカー選手権大会は、今日2日に首都圏の4会場で行われる3回戦8試合を経てベスト8が出揃う。12日の決勝(国立競技場)へ向けて、いよいよクライマックスへ突入していく今大会で、昨年末の1回戦から熱戦を繰り広げてきた出場48校の選手たちの中から、記憶にとどめておきたい5人の次世代ヒーロー候補をピックアップした。
今日ベスト8が決定
■長 璃喜[埼玉・昌平3年/MF/168cm・64kg]
背番号7がボールを持ち、前へ進む体勢に入るだけでスタンドのボルテージが上がる。埼玉県の強豪・昌平の攻撃をけん引してきた長璃喜(おさ・りゅうき)が得意とする変幻自在なドリブルは、すでに多くのファンを惹きつけている。
卒業後の進路が注目されていた中で、川崎フロンターレへの加入が発表されたのは昨年12月15日。川崎を通じて発表された長のコメントには、プロの厳しい世界をドリブルで生き抜いていく決意が凝縮されていた。
「自分の持ち味であるドリブルを武器に、川崎フロンターレの一員として少しでも力になれるよう頑張っていきます」
武南と対峙した昨年11月16日の埼玉県予選決勝。両チームともに無得点で迎えた後半アディショナルタイムに自陣からドリブルを発動させ、50m以上を突破した末に劇的な決勝点を叩き込んだ。2年ぶりに臨んだ全国高校サッカー選手権大会でも、初戦だった高知(高知)との2回戦で2ゴールをマークして決定力の高さも見せつけた。
「1試合でも多くこのメンバーと試合がしたい」
県予選から同じ言葉を繰り返してきた長は、昌平がまだ見ていないベスト4以上の光景を追い求めて、帝京長岡(新潟)との3回戦に臨む。
■大藤 颯太[千葉・流経大柏3年/FW/190cm・83kg]
最上級生になっても伸び続けた身長はついに190cmに到達した。稀有なサイズを生かした空中戦で存在感を放つ大藤颯太は、足元の多彩なテクニックやシュートパターンの多さでトップ下でもプレーできるユーティリティーぶりも併せ持つ。
まだまだ荒削りな部分が多いが、相手の最終ライン裏へ抜け出すスピードを含めたポテンシャルの高さは魅力的に映ったのだろう。昨秋に東京ヴェルディの練習に参加した際には城福浩監督を一目惚れさせ、卒業後の加入内定を勝ち取った。
もっとも、初戦だった米子北(鳥取)との2回戦はベンチスタート。プロ内定で注目が増した状況がプレッシャーに変わり、プレーに精彩を欠いた時期が続いたためだ。それでも後半からピッチに立つと、復活へのエールとともに仲間から託されたPKを確実に決めた。昨年度の準優勝以上を目指して大分鶴崎(大分)との3回戦に臨む。

