「韓国ファンは複雑な思い」韓国メディアがドジャースの大物FAタッカー獲得でキム・ヘソンのレギュラー獲得が遠のく可能性を嘆く「26人のロースター入りさえ確約されない」
ドジャースがカブスからFAのカイル・タッカー(29)を4年2億4000万ドル(約379億2000万円)の大型契約で獲得したが、韓国メディアは複雑な受け取り方をした。キム・ヘソン(26)のレギュラー獲得の可能性が遠のいたからだ。外野が埋まり、トミー・エドマン(30)の二塁固定が濃厚となり、しかも二塁のライバルも増えたことで26人のベンチ入りさえ危うくなっている。
タッカー加入でエドマンが二塁固定
ドジャースがブルージェイズとメッツとの争奪戦を勝ち抜きFAの超目玉であるタッカーを獲得した余波は韓国にまで及んだ。5年連続で20本以上の本塁打を放ち、アストロズ時代の2023年には打点王、昨季は25盗塁もマークし、4年連続で米球宴出場を果たした俊足強打の左のスラッガー、タッカーの加入で、韓国が誇るメジャーリーガー、キム・ヘソンのレギュラー獲得の可能性が遠のいたからだ。
韓国メディア「OSEN」は、「キム・ヘソンはユーティリティプレーヤーのエドマンが外野手としてプレーしない限り内野のスタメンを争えないが、その不安定なポジションは”エリート外野手”タッカーの加入によりさらに危うくなっている」と伝えた。
同メディアは、MLB公式サイトが報じた今季のスタメン予想を引用。タッカーが「5番・ライト」、テオスカー・ヘルナンデスが「6番・レフト」、アンディ・パヘスが「8番・センター」、エドマンが「9番・セカンド」と予想されていたため、「そこにはキム・ヘソンの名前がなかった」とし、こう続けた。
「タッカーが外野手の座を確保したことでドジャースは攻撃と守備の両方を強化した。彼らはコアラインナップを強化し、長年の外野の弱点を解消した。タッカー、パヘス、ヘルナンデスの外野トリオはメジャーでも屈指のクラスとされている。しかし、この展開はキム・ヘソンの出場機会をさらに狭めた」
キム・ヘソンは、韓国プロ野球「キウム・ヒーローズ」で8年間プレー、俊足巧打の内野手として通算打率.304、211盗塁、37本塁打、386打点の成績を残し、ポスティングシステムで、昨年1月にドジャースと3年総額1250万ドル(約19億7500万円)で契約を結んだ。プラス2年間の球団オプション付きの契約で、開幕はマイナーで迎えたが、5月3日にエドマンが右足首を痛めて負傷者リスト入りしたため、メジャー昇格し、二塁、遊撃、センターでもスタメン起用されるなどした。
エドマンの復帰後は、控えに回ることが多く、ポストシーズンでは、フィリーズとの地区シリーズ、ブルージェイズとのワールドシリーズの2試合に代走、守備固めで出場したのみだったが、レギュラーシーズンでは、71試合に出場し、打率.280、3本塁打、17打点、13盗塁、出塁率.314の数字を残した。
韓国メディア「イルガンスポーツ」によると「春季キャンプで打撃フォームの修正に取り組む中で結果を残せず、トリプルAに降格して、マイナーで開幕を迎えた。メジャー昇格のきっかけとなったのは、二塁手のエドマンの負傷離脱だった。その後は打撃面の大幅な向上に加え、KBO時代からの武器である走力を生かし、順応を果たした」という。
同メディアは「ただし、キム・ヘソンの立ち位置はあくまで控え内野手だった。外野での起用も試され、起用幅拡大の可能性を探られたものの、明確な競争力を示すまでには至らなかった」と付け加えた。
メジャー2年目となる今季はレギュラー獲得に燃えていたが、そこに超大物のタッカーが加入した。

