なぜだ?「健康状態に懸念か」アストンマーティンのアロンソが日本GPのFP1に出ずにリザーバー出走で様々な憶測が飛び交う異常事態に
F1の今季第3戦、日本GPが27日に開幕するが、フリー走行1回目(FP1)で、不振にあえぐアストンマーティンがフェルナンド・アロンソ(44、スペイン)に代えてリザーブドライバーのジャック・クロフォード(20、米国)を出走させると複数の海外メディアが一斉に報じた。日本メーカーのホンダ製のパワーユニット(PU)に起因するマシンの振動問題を抱える中でルーキーを含めた若手にFP1を走らせる義務を開幕早々に行使するアストンマーティンに対して、アロンソの健康状態への懸念を含めてさまざまな憶測が飛び交っている。
20歳の若手クロフォードが抜擢受ける
アストンマーティンの発表が波紋を広げている。
27日に開幕する今季第3戦の日本GPのFP1で、エース格のアロンソに代えてリザーブドライバーのクロフォードを出走させる。マシン1台につき年間2度ずつ、ルーキーを含めた若手ドライバーにFP1を走らせる義務が定められている中で、アストンマーティンの不振も相まってさまざまな憶測を呼んでいる。
今季で義務を行使するのは、11チーム中でアストンマーティンが初めてとなる。一方でプレシーズンからホンダ製のPUに起因するマシンの異常な振動に悩まされ、過去2戦でアロンソだけでなくランス・ストロール(カナダ)も完走できなかった中での措置を、英国のF1専門メディア『GP FANS』は次のように報じた。
「リザーブドライバーの役割は、フルタイムドライバーが病気や怪我をした場合に代わりを務めること、そしてシーズンを通じてチームの車両開発を支援することだ。その意味で今季のクロフォードは、アストンマーティンのマシンを運転する機会が増えるかもしれない。チームの苦戦は、フルタイムのドライバーであるフェルナンド・アロンソとランス・ストロールにとって深刻な問題となっている。44歳のアロンソは先の中国GPで、マシンの振動に耐えきれなくなり、レース中にハンドルから手を離す異例の姿が見られた中でリタイアを余儀なくされた。同様にストロールも振動に苦しんでいて、アストンマーティンが根本的な原因を突き止めない限り、両ドライバーの健康状態が懸念されている」
レッドブルの育成プログラム出身で、今年からアストンマーティンのリザーブドライバーを務めるクロフォードは、昨季のメキシコGPとアブダビGPでもFP1に出走した。しかし、同メディアは昨季のケースとは異なると言及している。
「レギュレーションにより、各チームはルーキーを含めた経験の少ないドライバーに1台あたり2回のFP1を譲ることが義務づけられている。これはアストンマーティンにとって今季初の措置であるとともに、全チームの中でも初の試みとなる。しかし、タイミング的には奇妙と言わざるを得ない。日本GPでの出走がアロンソを休ませ、なおかつクロフォードにラップやデータを確保するための措置なのか、あるいはチームが開幕前からシーズン全体をどのように考えていたのかは不明だ」
実際にアストンマーティンはどのような方針なのか。英国のモータースポーツ専門メディア『CRASH.NET』がチームの元代表で、現在はチームトラックサイドオフィサーを務めるマイク・クラック氏(ルクセンブルク)のコメントを伝えた。

