• HOME
  • 記事
  • 野球
  • 米ストーブ情報専門メディアがオリックス吉田正尚のポスティングによるメジャー移籍の可能性に言及
オリックスの吉田正尚が希望するポスティングによるメジャー移籍を球団が認めるかどうかに全米が注目
オリックスの吉田正尚が希望するポスティングによるメジャー移籍を球団が認めるかどうかに全米が注目

米ストーブ情報専門メディアがオリックス吉田正尚のポスティングによるメジャー移籍の可能性に言及

オリックスでは過去にポスティングを認めたのは2000年のイチローだけ。22年ぶりの球団の決断に注目が集まるが、3日前にはニューヨークのスポーツメディアである「エンパイア・スポーツ・メディア」が「ヤンキースが見逃せない日本人スター」という吉田の特集記事を掲載していた。
 同記事は、「ヤンキースは、これまで長い間、リードオフヒッターをみつけることに苦労してきた。リードオフヒッターを探す選択肢はたくさんあるが、おそらくその選択肢はMLBでプレーした選手ではない。吉田は、日本屈指のスターでNPBの最高の打者の一人だ」と絶賛。
 今季の119試合、打率.335、21本塁打、88打点をマークした成績に注目し、「どんな攻め方をされても、豪快なアプローチとメカニクスで、ビデオゲームみたいな数字を残す。3割4分近い打率を残しながら四球率15.7%と、その半数程度の三振率8.1%という成績は、とんでもない数字だ。間違いなくラインアップの上位にいるべき存在だろう。日本のプロ野球は3Aに匹敵するレベルと言われており、そのレベルでこのような数字を残している選手が、メジャーレベルで即戦力にならないとは言えない」と説明した。
 ただ一方で、「近年、MLBに挑戦した日本人打者は秋山翔吾外野手、筒香嘉智内野手、鈴木誠也外野手の3人だが、成功したのは鈴木だけ。他リーグから移籍する野手は、パワー面などでの適応に苦労する」との不安要素を示した。それでも渡米前の成績を比較した上で「どの選手よりも吉田には穴がかなり少ない。コンタクト率の高さとパワーはMLBでの成功につながるはず」と好意的に捉えた。
 そして「吉田がヤンキースのすべての問題を解決してくれるとは思わないが、正しい方向への一歩にはなることだろう。吉田の世界的な舞台での注目度が高くないことが驚くべきことだ。ヤンキースが、市場にある他の選択肢ほどコストのかからない優れた打者を必要とするのであれば、吉田を全力で獲得すべきだ」と強力プッシュした。
 ポスティングの申請期間はすでに1日から始まっており、12月15日が最終期限。オリックスは果たしてどんな決断を下すのだろうか。

関連記事一覧