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W杯の決勝T1回戦で日本はクロアチアにPK戦で敗北。1番手の南野が止められるなど3人が失敗した(写真・ロイター/アフロ)
W杯の決勝T1回戦で日本はクロアチアにPK戦で敗北。1番手の南野が止められるなど3人が失敗した(写真・ロイター/アフロ)

日本がW杯”ベスト16の壁”打破に国際親善試合でのPK戦導入へ…クロアチア戦を教訓「運に任せるで終わってしまってはいけない」

 

 東京五輪と同様に4番手を志願。成功した昨夏とは対照的にリバコビッチに止められた吉田は「PKに関しては運もあるけど、僕も含めて3本も外したらさすがにきつい」と試合後に声を絞り出した。反町技術委員長はその上で、PK戦から「運」という概念を排除すると強調した。
 振り返ればベスト8への2度目の挑戦となった2010年の南アフリカ大会も、0-0のままもつれ込んだパラグアイ代表との決勝トーナメント1回戦をPK戦の末に落としている。国際大会のトーナメントを勝ち抜いていく上で、直面する可能性が高くなるPK戦を制する可能性を上げるにはどうすればいいのか。反町技術委員長は南米パラグアイへまず連絡を入れている。
 おりしも来年にペルーで開催されるFIFA・U-17W杯出場を目指すU-16代表が、13日(日本時間14日)から開幕する「Cuadrangular Internacional U17」へ向けてパラグアイで調整を重ねていた。強化を目的にU-16チリ、コロンビア、パラグアイ各代表との国際親善試合に臨むU-16代表の森山佳郎監督(55)へ、反町技術委員長は次のような通達をしている。
「それぞれの試合が終わった後に、(90分間の)結果を問わずにPK戦をやってくれと。最終的にどのような効果があるのかはわからないとしても、何かしらのそうした経験を違う国のチームを相手に積むことによって、久々のPK戦という状況にならないように準備していく。キーパーのサイズが違うとか、駆け引きなどを含めていろいろとあるじゃないですか。なので、そういうことをやっていこうと考えて、さっそく森山監督にも了解してもらいました」
 前後半の90分間で行われる国際親善試合では、原則としてPK戦は実施されない。JFA側から要望した前例もほとんどないが、逆に打診されたケースはある。それも直近の11月で、スペインへ遠征したU-19代表が1-2でU-19フランス代表に敗れた直後だった。
「そのときにフランスの監督から、試合後にPK戦を実施してほしいと頼まれて実際にU-19代表も臨みました。なので、それ(PK戦の実施)は別に目新しいことでも何でもないんですよ。内輪でPK戦をシミュレーションのような形でやっても、雰囲気や緊張感を含めてちょっと違う。今後はそういうことも、われわれから率先してやっていくのが大事だという意識を持っている」
 こう語った反町技術委員長の視線は、A代表が臨む国際親善試合へも向けられている。

 

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