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ブライトンの三笘薫がFA杯リバプール戦で決めた神業決勝ゴール。これが空中フェイントをかけた瞬間写真だ(写真・ロイター/アフロ)
ブライトンの三笘薫がFA杯リバプール戦で決めた神業決勝ゴール。これが空中フェイントをかけた瞬間写真だ(写真・ロイター/アフロ)

英メディアが三笘薫の“神業“空中ダブルタッチ決勝ゴールを大絶賛…「MITOMAの魔法がリバプールを追い出す」「華奢で目立たないタイプの日本人選手が大変身」

 欧州をカバーするユーロスポーツは「三笘の魔法が前年覇者を追い出しシーガルズをFAカップ5回戦に押し進める」との見出しを取り、「三笘のきらめくロスタイムの決勝点がブライトンの勝利を確定させた。日本人スター(の三笘)は、フリーキックからつながったボールをボレーでネット上へ突き刺す前に(リバプールDFの)ジョー・ゴメスを優雅にかわし、ペナルティーエリアの混戦からの素晴らしいゴールで試合を決めた」と三笘の決勝ゴールを称えた。
 同メディアは三笘を「プレーヤー・オブ・ザ・マッチ」に選出。
「彼を見るのは何と楽しいのだろう。彼は、左のタッチラインでボールを集め、(リバプールDFの)トレント・アレクサンダーアーノルドの内と外どちらへも進み、ディフェンダーのカバーもしていた」と攻守にわたる活躍を評価。
 その上で「この6試合で4ゴール目となった素晴らしいフィニッシュの前に、決勝ゴールに結びついていたかもしれなかったグロスや(ソリー・)マーチにもゴールのチャンスを作り上げていた」と指摘した。
 また「三笘はブライトンでの直近の出場11試合で8つの得点かアシストを記録している(6得点、2アシスト)。コンスタントに活躍している」とのデータも記しつつ、選手採点では出場選手中最高の「9」とした。
 
 英テレグラフ紙も「三笘の曲芸ゴールが前年覇者のリバプールをFAカップから敗退させる」との見出しを取り、三笘についてこう報じた。
「三笘は注目されようと目立とうとするタイプのサッカー選手ではない。練習から離れたオフ、この日本のフォワード選手は、ブライトンの最新流行の場所にいるよりも、自身のパフォーマンスを映像で分析するために自宅のソファの上にいる可能性の方がはるかに高い」と性格を分析。
 その上で「危険を冒そうとするときでさえ、三笘は、最も見分けのつく選手になるわけではない。華奢で柔軟な体つきで、普段の彼は、どこにいるかも気づかれない。今までは、そうだった。だが、それらのすべてが変わろうとしている」と続けた。
 そして「ロベルト・デ・ゼルビ監督率いるブライトンが、彼らよりも実績のあるチームを相手に何の恐れも見せない試合を続けている南沿岸で、イングランドサッカーの本物のスターの1人が登場している。三笘の足の動きが、大胆な動きを作り出す。この2週間で2度、リバプールに対して、このウインガー(の三笘)の動きが、あまりにも速すぎ、独創的すぎることを証明した」とし、プレミアリーグでの試合に続いてリバプールを撃破したヒーローとして三笘にフォーカスした。
 この日の神業シュートについても触れ、「三笘が92分に打ちこんだ決勝ゴールは、注目に値する彼の才能の最新の実演に過ぎなかった。ワンタッチで内側にカットし、赤いユニホームの(リバプール)ディフェンダー陣を欺き、そしてもうワンタッチでネットの上にボールをたたき込んだ」と“ダブルタッチシュート”をレポート。
「とてもスピードある動き、決定力ある質の高さ、これらのタッチの間にボールは地面につかなかった。三笘は、ますます強力に、決定的な瞬間から瞬間へと力をつけ続けている」と評した。
 ブライトンの次戦は2月4日。プレミアリーグでのボーンマス戦だ。

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