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東京五輪では19に終わった鈴木亜由子が名古屋で自己ベストを更新する日本勢トップの復活ラン(写真・アフロスポーツ)
東京五輪では19に終わった鈴木亜由子が名古屋で自己ベストを更新する日本勢トップの復活ラン(写真・アフロスポーツ)

10月のMGCで女子マラソンのパリ五輪代表切符をゲットするのは誰だ…名古屋で鈴木亜由子と前田穂南が自己新の日本人1、2位フィニッシュ

 一方の前田は名古屋が東京五輪以来、1年7カ月ぶりとなるフルマラソンだった。昨年の前半は5000mとハーフマラソンで自己ベストを更新するも、8月の北海道を新型コロナウイルス感染で欠場。今年1月の大阪国際女子も左くるぶしを痛めて出場を見送っていた。
 名古屋に向けた合宿中にも脚に痛みが出たため、思い描いていたトレーニングができなかったという。そのためMGC進出条件の「2時間24分00秒以内」がターゲットだった。25㎞過ぎに鈴木に引き離されたが、終盤も粘り強く駆け抜けて、2時間22分32秒の自己ベストで3位に入った。

「レース後半は鈴木選手との差が思ったように縮まらなかったんですけど、自分のリズムでしっかり押していくことと、MGCの資格を確実に取ることに集中して走りました。久々のマラソンで不安な部分もありましたが、今回しっかり走れたのは、すごく自信になりました。MGCに向けて頑張りたいと思います」

 なお前田は今回が厚底シューズで初めてのフルマラソン。まだ慣れない部分があるというが、「厚底で走ってみて、脚へのダメージが少ないなと感じています」と好感触を得ている。
 シドニーから東京まで6大会中5大会の五輪にマラソン代表を送り込んできた天満屋・武冨豊監督は、「今回の練習でこれだけのタイムで走れれば、ちゃんと持っていけさえすれば20分切りを狙える力はある」と前田の可能性を評価した。
 鈴木と前田は2019年のMGCで「2位以内」に入った実績もある。名古屋はレース後半の気温が20度を超えていた。10月のMGCも同じようなコンディションになる可能性が高く、ともに決戦に向けて、良いシミュレーションができたといえるだろう。
 
 東京五輪代表3人と同レベルにいるのが東京五輪の補欠だった松田瑞生だ。2019年のMGCは4位。昨年1月の大阪国際を2時間20分52秒(日本歴代6位)で制すと、昨夏のオレゴン世界選手権は後半追い上げて9位に入っている。今年の東京は日本記録に挑んだが、2時間21分44秒(6位)に終わり、悔し涙を流した。
 実力を考えれば、10月15日のMGCでも優勝候補のひとりに挙げてもいい。ただし、松田は8月(女子マラソンは26日)のブダペスト世界選手権の出場意欲を口にしている。果たして、2か月弱という短いスパンでどこまで実力を発揮できるのか。

 

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