• HOME
  • 記事
  • 野球
  • 横浜DeNAの超大物バウアーが曝け出した“弱点”とは…巨人戦で6回3本塁打7失点の“大炎上”
横浜DeNAバウアーの2度目の先発は巨人打線に攻略され6回を3本塁打を含む7失点と炎上した(写真は資料)
横浜DeNAバウアーの2度目の先発は巨人打線に攻略され6回を3本塁打を含む7失点と炎上した(写真は資料)

横浜DeNAの超大物バウアーが曝け出した“弱点”とは…巨人戦で6回3本塁打7失点の“大炎上”

 4回にも二死三塁から門脇がカットボールを引っ張ってライト前へのタイムリーを放った後に、戸郷の打席で盗塁を成功させている。バウアーをイラ立たせる効果としては十分だった。
 巨人は6回に4点を奪ってバウアーをKOした。先頭の岡本が宮崎のエラーで出塁すると、大城が高めに浮いたスプリットチェンジを見逃さなかった。ライトスタンドへ2ラン。さらに一死一塁から、門脇もまたど真ん中に入ってきた甘いスプリットチェンジをライトスタンドへ記念すべきプロ第1号。バウアーは、この回を投げ切り、7回も続投を志願したそうだが、結果的に巨人が、ノックアウトした。
 巨人打線は、目付けを高くして浮いてくる変化球を狙っていた。
 引っ張る、あるいは逆方向と、打球方向も決めてきたように見えた。左打者が8安打。バウアーは、広島戦では左打者に対してインコースへのカット、外から入れるナックルカーブを徹底してキリキリ舞いさせていたが、それらが、すべて浮いて制御できなければ効力がない。しかも2回の岡本の被弾が、トラウマになったかのように、以降の配球のほとんどが変化球だった。
 カット、スライダー、スプリットチェンジ、ナックルカーブと持ち球が多く絞りにくいのだが、巨人打線は、球種ではなく「高めの半速球」と的を絞っていたのかもしれない。その裏をかくような配球はなく、変化球があまりにも多かった。伊藤光のサインにクビをふるシーンも目立ち、広島戦で光ったテンポの良さも影を潜めた。
 地方球場の柔らかく傾斜の小さいマウンドも影響していたのだろう。硬い土を入れて固めたそうだが、メジャーリーガーの多くはコンクリートのような赤土のマウンドを好む。黒土で傾斜のないマウンドでは、どうしてもボールが浮き気味になる。投球後に体が一塁側に流れるシーンも多く見られた。回転数が多いストレートをあえて高めに投じて、変化球は左右の低めゾーンに落とすという立体的な配球がバウアーの特徴だが、その影響もあってか最後まで修正できなかった。
 三浦監督は、「すべてがいつもうまくいくわけではなく、こういうときもある。今日は変化球が若干高かったところを狙い打ちされた」と振り返った。期待のVの使者が、思わぬ弱点をさらけ出してしまったが、三振は8つ奪い、苦しい中でも潜在能力は十分に見せつけた。
「これを次につなげてくれると思う」
 三浦監督は、サイヤング賞投手の対応能力を信用している。
 中4日登板を希望するバウアーは今回中5日登板となったが、気になるのは次回登板だ。中5日では試合がないため、中6日で16日の本拠地での広島戦になるのか、それとも中4日で14日の甲子園での阪神戦になるのか。先発投手は十分に揃っている状況で三浦監督はどんな決断を下すのだろうか。

関連記事一覧