「遠藤の欠場で多くのパワーと経験が失われた」W杯初戦で日本と対戦オランダメディアは遠藤航の離脱とFW町野修斗の招集に色めき立つ?!…「非常事態を意味する」
左足首の怪我を悪化させてW杯北中米大会に臨む森保ジャパンから離脱し、日本代表からの引退も発表したMF遠藤航(33、リバプール)の動向は、14日(日本時間15日)のグループステージ初戦(ダラススタジアム)で対戦するオランダ代表にも瞬く間に伝わった。同国メディアはキャプテンの欠場を「日本にとって非常に大きな打撃だが、オランダにとっては間違いなく良いニュースとなる」とチャンスが到来したと歓迎。代わりにFW町野修斗(26、ボルシアMG)を追加招集した森保一監督(57)の判断を「日本国内でも少なからず眉をひそめる声がある」と伝えた。
「精神的支柱の代役も探さなければならない」
大一番を目前に控えたオランダも遠藤のW杯欠場に驚いた。
左足首の怪我を悪化させて森保ジャパンから11日(日本時間12日)に緊急離脱。さらに初招集から12年目を迎えていた日本代表からの引退も発表した遠藤の動向に対して、米スポーツ専門放送局『ESPN』オランダ版は日本のベースキャンプ地、テネシー州ナッシュビルからの中継映像で「大きなニュースが入ってきました」と伝えた。
「前回のW杯カタール大会以来、キャプテンとして日本チームを率いてきた遠藤の離脱と代表引退が、長期的に見てどのような影響をもたらすのか。これについては、今後じっくりと議論する機会があるでしょう。しかし、今この瞬間においては、日本がただ単に中盤の要を担う選手だけでなく、長きに渡ってロッカールームを牽引してきた精神的支柱の代役も探さなければならない非常事態を意味します」
リポートした男性記者は、怪我で選外になっているMF南野拓実(モナコ)とMF三笘薫(ブライトン)の名前を挙げながらさらにこう続けた。
「ひとつだけ言えるのは、すでに欠場が決まっていた三笘と南野を含めて、これまでの戦いで極めて重要な役割を果たしてきた選手を3人も欠く日本が、目前に迫ったオランダとの初戦へ向けて大規模な布陣の再編に取り組まなければいけないという点です。ブンデスリーガのボルシアMGでプレーするストライカー、町野が追加招集されましたが、当然ながらボランチの遠藤の代役を務めるわけではありません」
さらに同メディアは公式HP上で掲載した日本関連の記事で、遠藤の離脱に至るまでの経緯で森保監督に誤算が生じたのではないかと言及している。
「2月のプレミアリーグの試合で左足首を負傷し、手術を受けた遠藤は26人の日本代表メンバー入りした5月中旬の段階では順調に回復しているように映った。しかし、同31日のアイスランド代表との壮行試合で先発しながら、前半だけのプレーで交代した直後から状態に関するさまざまな憶測が浮上した。日本の森保監督はメキシコ北部モンテレイでの事前合宿中に、別メニューでの調整が続いていた遠藤に対して『メディカルスタッフの報告では、彼がW杯でプレーできない理由は何もない』と明言。その上で『だから信じて、祈り、待つだけだ』と強調していたが、オランダ戦の3日前になって日本の準備状況が大きく揺らぐ事態が生じてしまった」
オランダのサッカー専門メディア『Voetbal International』も、町野の追加招集に疑問を呈する記事を公開している。
「この数日間、遠藤がオランダとのグループステージ初戦に間に合うかどうかが焦点になっていた。しかし、結果は日本チームが大きな打撃を受けただけではなかった。大会欠場に深く胸を痛めたからか。遠藤は即座に自身のSNSを通じて代表チームからの引退も発表した。しかも森保監督が遠藤の代わりに町野を追加招集した判断に対しては、日本国内でも少なからず眉をひそめる声がある」

