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ここ10年のセパ交流戦成績。2年連続でセが雪辱しているがソフトバンクの圧倒的な強さが目立つ
ここ10年のセパ交流戦成績。2年連続でセが雪辱しているがソフトバンクの圧倒的な強さが目立つ

今日から開幕!8連勝中の岡田阪神は交流戦で“アレ”を勝ち取れるのか…解消しつつある“セパ格差”はどうなる?!

 いよいよ今日30日からセパ交流戦がスタートする。ペナントレースの行方を左右する重要な戦いで、昨年はヤクルト、一昨年はオリックスが交流戦を制して、そのままリーグ優勝を果たした。ここ2年は、セパの格差が解消され、セ・リーグが勝ち越しているが、今年はどうなのか。8連勝で貯金「17」と勢いにのる阪神は交流戦で“アレ”を勝ち取れるのか。6月18日まで続く108試合の熱い戦いを展望してみた。

セパ格差が再び…「パはそんな強くないよ」岡田監督

 交流戦の“セパ格差”はもう死語なのか。2019年まで10年連続でパが勝ち越していたが、ここ2年はセが意地を見せている。だが、今年は、またこのワードが復活する可能性がある。
 阪神、ダイエー(ソフトバンク)、ヤクルトでプレーした評論家の池田親興氏も、「ここまでのセパの試合を見る限り、今年は総体的にパの力が上回っているように見える。セは1強、4普、1弱。1分けを挟み10連敗中のヤクルトの不振を考えると1強、3普、2弱かもしれない。一方のパは、3強3弱。チーム状態の良し悪しはあるが、上位3チームの実力は拮抗している。この3チームと対戦するセのチームは苦労するかもしれない」という見方をしている。
 セは一時4割をキープしていた横浜DeNAの宮崎を筆頭に3割打者が10人もいるが、パは打率.318でトップのソフトバンク柳田、オリックス森の2人だけ。数字だけ見ればセの攻撃力が断然上に見えるが、池田氏は、「これは投手との相対的な数字だから、パの野手が交流戦で一気に数字を伸ばす可能性がある」と予想している。
 注目は、破竹の8連勝で貯金「17」として首位を突っ走り交流戦に乗り込んでくる阪神だろう。15年ぶりに古巣に監督復帰して旋風を巻き起こしている岡田監督はオリックス監督時代の2010年に交流戦優勝の経験があり、セ、パ両方の野球を熟知している。ここ2年連続で交流戦成績は2位。パの野球を苦にしない。
「今年のパはそんな強くないよ。セの方がレベル高いわ」
 そうも語っていた。
 池田氏も「阪神が交流戦の優勝候補」と断言する。
「先発が序盤に崩れることがまずない。岡田監督が調子を見極めながら、中継ぎを使い分けて、後ろも安定しているし、チャンスで打線がつながる。どの打者も相手バッテリーを苦しめるアプローチがあって四球を拾うし、相手のミスにつけこむ。この点はパの首位のロッテの打線に似ているが、12球団を見渡してここまで投打の嚙み合っているチームはない。阪神は失策の多さが弱点だったが、守備力が向上したことも、その好調を支えている。沖縄キャンプでは、岡田監督が外野からの中継までの返球、二遊間の併殺プレーを徹底させていたが、その成果だろう」
 加えて交流戦のスケジュールも阪神に追い風が吹いているという。
「日程も恵まれている。山川の不在で借金7の5位と低迷している西武からスタートを切れるし、エースの高橋光成が、この3連戦には出てこない。次の甲子園でのロッテとの3連戦をクリアすれば、次の週はビジターとはいえ、楽天、日ハムという下位チームと6連戦。8連勝の勢いのまま前半戦に下位3チームと戦えるのは大きい。ここで勝ち越せば、最終週の甲子園でのオリックス、ソフトバンクとの6連戦に余裕を持って臨める」
 池田氏が分析した通り、西武、ロッテの後に、敵地で楽天、日ハムと戦い、オリックス、ソフトバンクとの6連戦は、DHのないホームの甲子園で戦える。
 その阪神を追うのが、2.5ゲーム差内で争っているパの上位3球団のロッテ、オリックス、ソフトバンクの3球団だ。池田氏は、「パの上位3球団も交流戦で抜け出したいだろう。阪神、横浜DeNAというセの上位チームを攻略し、調子の上がらない中日、ヤクルトから取りこぼしをしないことが重要になる」と言う。

 

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