• HOME
  • 記事
  • 野球
  • 中日・立浪監督の続投決定にSNS大荒れも“球界大御所”は支持を表明「批判受けても信念持て。コミュ力不足も“白米断ち”は間違っていない」
中日・立浪監督の続投決定に一部ファンから批判の声が殺到したが、広岡達朗氏は「批判受けても信念をもってやればいい」と支持
中日・立浪監督の続投決定に一部ファンから批判の声が殺到したが、広岡達朗氏は「批判受けても信念をもってやればいい」と支持

中日・立浪監督の続投決定にSNS大荒れも“球界大御所”は支持を表明「批判受けても信念持て。コミュ力不足も“白米断ち”は間違っていない」

 立浪監督の「コミュ力」不足を指摘した。
 広岡氏は中日が来季浮上する可能性をこう考えている。
「やりかたによっては最下位に終わるチームじゃないと思う。投手力は強みだし、高橋宏、柳、小笠原らには安定感があり、抑えのマルティネスはピカ一。育成から出てきた中継ぎルーキーの松山の投げっぷりにも目がいく。打線にも岡林という技術を持ったヒットメーカーが出てきた。2000本安打を達成した大島もまだできる。阪神のような1.2番をこの2人で固め、クリーンナップで返すパターンを構築すればいい。今年ブレイクした細川が来年どこまでやれるかもポイントになるが、石川が1本立ちしなければならないだろう。役に立つ外国人を補強する必要がある」
 チーム防御率の3.15は優勝した阪神に次ぐリーグ2位。
 17日の広島戦で8回を2失点に抑えながら11敗目を喫した柳は、防御率2.57で4勝11敗、高橋宏は防御率2.40で6勝10敗、小笠原も7勝11敗と大きく負けが先行している。しかし、チームが3点を取れれば、彼らの勝ち負けが逆転する余地がある。「29」に膨らんだ借金が反転する可能性も秘める。
 RONSPOの取材によると、今春の沖縄キャンプで、立浪監督は、こんな覚悟を語っていたという。
「今ドラゴンズは、強くなれる準備をしていかないとダメなんです。勝ちたい、勝ちたいでは、ずっと一緒。今は我慢する時期だと思っています。もちろん結果がすべての世界。勝たなければファンの方々に許してもらえないのかもしれないが、チームは、変わっていくんだという信念を持ってやっています。自分が批判されることはいいんです。何年後かに“あのときああして良かったな”と、ファンの方々にも納得してもらえると思うし、今、その準備段階なんです」
 勝負の3年目につなげるためにも残り12試合の戦いが重要になってくる。
(文責・駒沢悟/スポーツライター)

関連記事一覧