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大谷翔平はドジャースの入団会見に笑顔で臨んだ(写真・AP/アフロ)
大谷翔平はドジャースの入団会見に笑顔で臨んだ(写真・AP/アフロ)

大谷翔平のド軍入団会見全文…「この10年間に満足していないという言葉が心に残る」「愛犬の名前はデコピン」

 ドジャースの大谷翔平(29)が14日(日本時間15日)ドジャースタジアムのセンターフィールドプラザで青空の下で入団会見を行った。大谷が入団の決め手となった出来事として明かしたのが、マーク・ウォルターオーナー、アンドリュー・フリードマン編成本部長から交渉時に投げかけられた「この10年間に満足していない」という言葉だ。そこに世界一への強い意志を感じたという。ドジャースは、11年連続でポストシーズン進出を果たしているが、ワールドシリーズを制したのは、2020年の一度だけ。以下、約20分間の会見の全文。

「明確な勝利を目指すビジョンと豊富な歴史を持つチームの一員になれることが嬉しい」

 

 会見の前に青いネクタイを締めたワイシャツの上から背番号「17」のユニホームを着た大谷は、立ったまま、まず独り語りで、挨拶を行った。
「皆さん、本日はお集まりいただきありがとうございます。まず最初に、このような機会をいただき、選手としての自分を信じて下さった、ロサンゼルスドジャースのチームの皆さん、特にマーク・ウォルター、アンドリュー・フリードマン、スタン・カステン、ブランドン・ゴームス、デーブ・ロバーツ、この5人には本当に感謝しています。ありがとうございます。
 そして私にメジャーリーガーとしての最初のチャンスを与えてくださったエンゼルスの皆さん。本当に今振り返っても、素晴らしく大切で忘れられない、そんな6年間を、思い出をありがとうございました。今回のFAに際しまして、多くの方とお話をさせていだきました。他の球団も含めた球団関係者のすべての皆さんに感謝を申し上げます。
 明確な勝利を目指すビジョンと豊富な球団の歴史を持つ、ロサンゼルスドジャースの一員になれることを心より嬉しく思うと同時にすごく興奮しています。
 最後に日々、お世話になっているエージェントのネズ・バレロをはじめCAA(代理人事務所)の皆さん、そしていつも遠く日本から温かい声援を送ってくださるファンの皆さん、本当にありがとうございます。今日は質疑応答を交えながら、そうした方々に少しでも日々の感謝の気持ちを伝えられたらなと思っています。よろしくお願いします」
 着席して質疑応答がスタート。
――どのタイミングで決断したか。決め手は?
「ドジャースにお願いします、契約をしますといいう決断を伝える前の日の夜というか、発表したのは、次の日のお昼なので、前の晩ですかね。あとは、決断理由ですか? これがひとつというわけではなくて、交渉させていただいた、すべての球団の皆さんと話をさせていただいて、どの球団も素晴らしかったですし、ただ何球団もお誘いをいただいてもイエスと言える球団はひとつしかないので。最終的にここでプレーをしたいなという気持ちに素直に従った結果かなという感じがします」
――今日の多くのメディアを見て思うことは?プレッシャーはどうか?
「嬉しく思うと同時に、報道陣の方しか今日はいないと聞いていたので予想より多くて今はビックリしています」
――9月に行った手術がトミー・ジョン手術であることを公表していないが、それを言わないことで、あえて交渉を有利に進めようとしたのか。
「最初の段階で、どういう手術になるのかをドクターを含めて決めなければいけなかったので、発表の段階で、それが決まっていなかったので、言えなかったというのが一番かなと思います」
――2018年以来の2回目のトミー・ジョン手術をしたのは事実か?
「はい。そうですね。ただ術式が違うというか…前回とはまた違うので、そこをどう表現するかは、僕は専門外なので。そこはドクターの方が詳しいかなと思います」

 

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