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アジア杯で日本がイラクに1-2で敗れた。GKの鈴木彩艶が2失点(写真・ロイター/アフロ)
アジア杯で日本がイラクに1-2で敗れた。GKの鈴木彩艶が2失点(写真・ロイター/アフロ)

「大番狂わせだ」「経験豊富なGK不在の不安」海外メディアはアジア杯での森保ジャパン1-2イラク戦黒星をどう報じたか?

  サッカーのアジアカップ第8日が19日、カタールの首都ドーハで行われ、グループDの日本代表は1-2でイラク代表に敗れ、歴代最長の国際Aマッチ連勝を「10」で止められた。前半に2点を失った日本は後半もゴールが遠く、終了間際にキャプテンのMF遠藤航(30、リバプール)が一矢を報いるにとどまった。海外メディアも、日本の敗戦に注目。中東メディアはベスト16進出を決めたイラクを「歴史的勝利」と称賛、米メディアも「番狂わせ」と報じた一方で、2試合4失点のGK鈴木彩艶(21、シント=トロイデンVV)を「再び痛恨のミスをした」と酷評し、経験不足を指摘した。日本はグループ2位となり決勝トーナメントの1回戦で韓国と対戦する可能性が出てきた。

 イラクのスペイン人監督「特別な戦術を選手が完璧にやった

 

 297日ぶりに喫した黒星が、アジア王者奪回へのシナリオを狂わせた。
 前半5分と終了間際の49分に、ともに右サイドを突破され、189cmの長身を誇るイラクの1トップ、アイメン・フセイン(27)にともに頭で叩き込まれる。2点のビハインドを最後まで挽回できないまま、森保ジャパンが一敗地にまみれた。
 イラクが日本に勝利するのは1984年4月、当時はA代表が臨んでいたロス五輪アジア最終予選以来、実に40年ぶりとなる。中東のメディアは一斉に快挙を報じた。
 例えばドーハに本社を置く衛星テレビ局の『Al Jazeera』は「アイメン・フセインがイラクを歴史的勝利に導く」とエースストライカーを称賛した。
「前半は日本のボールポゼッション率が実に69%に達したがゴールを奪えず、逆にイラクは放った3本のシュートのうち、フセインの頭による2本が鮮やかにゴールネットを揺らした。後半も日本は攻め続けたが、アディショナルタイム3分に左CKから遠藤航にヘディングで決められるまで、イラクは一丸となって堅い守備を崩さなかった」
 アラブメディアの『winwin』も、通算3ゴールで大会得点王に並んだフセインを「メソポタミアの獅子」と礼賛した上で、イラクの勝利がもたらす価値を報じた。
「イラクが2発で日本を驚かせた。後半はカウンターをちらつかせながら、8分以上に及んだアディショナルタイムを含めて、最後まで集中力を途切れさせなかった。これで開催国カタール、オーストラリアに続いてベスト16進出を決めた3番目の国になった」
 イラクメディアの『KOOORA』は、代表チームを率いるスペイン出身のヘスス・カサス・ガルシア監督(50)の試合後のコメントを伝えている。
「強敵を相手にすべてのスペースを封じる、特別な戦術を私の選手たちが実践してくれた。さらに勇敢に戦うという、サッカーにおける最優先事項も完遂してくれた。サッカーで完璧な試合はない、というのが私の考え方だが、今日は完璧に近い試合をしてくれた。素晴らしい準備をして、集中力を保ち続けた選手たちに心から感謝する」
 試合終了直後には、イラクのムハンマド・シーア・アル・スダニ首相(52)から祝福の連絡が入ったという。同メディアは指揮官の反応も伝えている。
「われわれも心から感謝しているし、イラク国民の幸せに貢献できたことを誇りに思っている。アジア大陸のタイトルを勝ち取る仕事は決して簡単ではないが、それでもわれわれの野心とモチベーションは、いままさに倍増している」

 

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