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大谷翔平がDバックス戦の9回に劇的な決勝12号3ランを放ち珍しくバンザイ(写真・AP/アフロ)
大谷翔平がDバックス戦の9回に劇的な決勝12号3ランを放ち珍しくバンザイ(写真・AP/アフロ)

「恥ずかしい。最悪」大谷翔平に劇的“バンザイ”決勝3ランを浴びたトンプソンは大反省もその配球を元ヤクルトのロブロ監督に批判されて“ちょっとした内紛劇”が起きる?!

 MLB公式サイトによるとデーブ・ロバーツ監督は、「彼とバリー・ボンズの2人は、私が今まで見た中で最高の選手だ。バリーとは一緒にプレーした。しかし、翔平のような勝負強さは見たことがない」と、通算762本塁打のレジェンドと大谷を比べて絶賛。
 同点打で、大谷へつなげたマンシーも「ショウヘイは、信じられないような期待を寄せられる場面に置かれても、めったに期待を裏切らない。そして、それは今回も同じだった」という言葉で称えた。
 ショックを受けたのはダイヤモンドバックスだ。
 地元メディア「アリゾナ・リパブリック」によると、打たれたトンプソンはうなだれ「私は打ちのめされている」とコメントを絞り出したという。
「今夜のピッチングは恥ずかしい。勝たなければならなかった試合だった。攻撃陣が頑張り、ピッチングスタッフが総動員された、そういう試合は今季何度もあったが、こういう試合は勝たなければならない。信じられないようなことをやってしまった。最悪だ。残念だ」
 同メディアによると、本来のクローザーであるジャスティン・マルティネスとA.J.プックらブルペンの主要メンバーが離脱していることで、11得点以上を奪いながら敗れたゲームがすでに2試合あるという。
 ヤクルトでプレー経験のあるロブロ監督も、「勝たねばならない試合だった。我々は試合に勝つために十分なことをした。言い訳はしたくないが、すべてが思うように進んでいたのに勝てなかったことにイライラしている」と苛立ちを隠さなかったという。そして大谷の一打に脱帽した。
「彼が、いつか打つことは分かっているし、我々は、彼をうまくコントロールしなければならない。そうすれば試合に勝つことができる。だが、我々がそれをしなければ、何が起こるかはわからない。彼に対していくつかのミスを犯した。彼はフィールド上で大きな存在感を示しており、今夜のように一振りで(すべてを)変えることができるんだ」
 一方で大谷の劇的3ランを巡ってちょっとした内紛劇も起きた。
 ロブロ監督は、「大谷にスプリットを投げるべきではなかった。(スプリッとはトンプソンにとって)3番目の良いボールだ。もっとそれは良くならないといけない」と、トンプソンが武器であるスイーパーではなくスプリットを選んだ配球を批判したのだ。
 だが、トンプソンはその批判に反論した。
「あれは失投だった。(ロブロ監督には)そう言う権利がある。もし戻れるなら、それ(配球)も変えたい。だが、その瞬間、私はそれ(スプリット)を投げることに確信を持ち、投げなければならないボールだった」
 本塁打争いでトップに並んだ大谷の敵地の一撃は、ドジャースファンを歓喜させ、ダイヤモンドバックスのチーム内を混乱させるほどのインパクトを残した。

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