• HOME
  • 記事
  • 競馬
  • どうなる日本ダービー?!皐月賞馬ミュージアムマイルの2冠か、1番人気で敗れたクロワデュノールの逆襲か…同門対決の熱い再戦に注目
今日日本ダービー!皐月賞を勝ったミュージアムマイル(左)の2冠か、1番人気で2着に敗れたクロワデュノール(右)の逆襲か
今日日本ダービー!皐月賞を勝ったミュージアムマイル(左)の2冠か、1番人気で2着に敗れたクロワデュノール(右)の逆襲か

どうなる日本ダービー?!皐月賞馬ミュージアムマイルの2冠か、1番人気で敗れたクロワデュノールの逆襲か…同門対決の熱い再戦に注目

 もちろんダービーともなると水面下での駆け引きがあり思惑も働いた。たとえば、サトノシャイニング。武豊騎手は皐月賞当日、中山競馬場で騎乗し”リザーブ”としてスタンバイしていたと言われている。
 実際、主戦の西村淳也騎手は前週の落馬負傷をおして騎乗したが、これを最後に左膝の靱帯修復手術を受け、現在は長期休養中。裏を返せば、騎手がそのような状態でも騎乗したいと思い、皐月賞5着と奮闘したわけで能力は高そうだ。
 最後に展開面に目を向けたい。今年のように実力が拮抗していれば、枠順やペース次第で結果は違ってくる。ただ、ダービーには武豊騎手、横山典弘騎手のベテランが騎乗することもあり、3カ所で審議になった皐月賞のような乱戦にはならないだろう。逃げるのはリラエンブレムか、ホウオウアートマンか、エムズか。ハッキリしているのは向正面のどこかでファウストラーゼンがまくり勝負に出ることだ。新コンビのミルコ・デムーロ騎手も「スピードに乗るのは遅いけど、スピードに乗ってからはスタミナがある。途中から動くつもり。レイデオロのようになればいい」と戦法を明かしている。
 これにどう対応するかも勝負の分かれ目。つられて動くようではラストが甘くなるだろうし、無視しても位置取りが悪くなる一方かもしれない。理想はワンテンポ仕掛けを遅らせ、直線で比較的馬場のいいところを確保することだろう。
 運の強い馬が勝つ、と言われるダービー。オンリーワンチャンスの舞台に立ち、7950頭の頂点に立つ確率を考えれば当然、運は不可欠だろう。しかし、生産者、馬主、厩舎、ジョッキーの総合力を問われるのもまたダービーだ。
 この2頭に加えて、東京コースを得意とするマスカレードボール。新興勢力のショウヘイ、ファンダム、レディネスも見逃せない。抽選で出走権を得た“強運児”トッピボーンも面白い存在。果たしてどんなドラマが待ち受けているのだろうか。発走時刻は15時40分だ。

関連記事一覧