
「日本よ。恥を知れ」SNSで海外ファンが批判!森保ジャパンが若手主体の“Bチーム”で豪州に敗れたためインドネシアやサウジアラビアのW杯予選突破に影響を与える
2026年北中米W杯のアジア最終予選第9節が5日に行われ、すでに8大会連続8度目の本大会出場を決めている日本代表が、豪州代表に0-1で敗れて初黒星を喫した。敵地パースに乗り込んだ日本は、MF平河悠(24、ブリストル・シティ)ら代表デビュー3人を含めた経験の浅い選手たちで臨むも攻め切れず、逆に後半終了間際に決勝点を許した。日本が事実上の“Bチーム”で豪州に敗れたことが予選突破の可能性を残しているインドネシアやサウジアラビアに影響を与えた。SNSでは海外のファンからその戦い方へ批判の声が集まった。
圧倒的にボールを試合したが
初黒星に屈辱的な記録が添えられた。
豪州の2倍以上となる13本のシュートを放った日本だったが、ゴールの枠をとらえたのは前半44分に平河が左足で放った1本だけ。それも豪州のキャプテン、マシュー・ライアン(33、RCランス)にキャッチされた。
対照的に後半45分に、MFアジズ・ベヒッチ(34、アル・ナスル)が放った豪快な一撃が日本ゴールの右隅を射抜く。両チームともに無得点の均衡を破った失点を取り返すだけの力は、元から日本に備わっていなかった。
アジア最終予選9戦目で初黒星を喫しただけではない。歴代の日本代表チームが臨んできた通算9度のアジア最終予選で、史上初めて2戦続けて無得点に終わった豪州戦後のフラッシュインタビュー。森保一監督(56)は「非常に悔しい、残念な結果になったと思っている」と切り出し、さらにこう続けた。
「経験値が低い選手たちが多くプレーしましたけど、練習からギラギラ感をもち、試合で勝つために自分のよさを最大限に発揮する、チームとしても日本らしく戦うところで最高の準備をしてくれた。誰が出ても日本代表が勝利するために戦うことと、最終予選を無敗できていたので、これを継続したいところでしたけど、もう時間は戻ってこないので、次をホームで勝って締めくくれるように最善最高の準備をしていきたい」
3月20日のバーレーン代表戦を2-0で制した日本は、8大会連続8度目のW杯出場を、共同開催国となるアメリカ、カナダ、メキシコ以外で“世界最速”で決めた。アジア最終予選を3試合も残しての出場決定も史上最速だった。
中4日の25日に行われたサウジアラビア戦は、バーレーン戦から先発を6人変更。ボール支配率で73%対27%、シュート数で10対1と圧倒しながら、引き分けを狙う相手の術中にはまる形でスコアレスドローに終わった。
迎えた豪州戦。森保監督はさらに大胆な先発陣を送り込んだ。
今回の6月シリーズで、指揮官はMF三笘薫(28、ブライトン)やDF板倉滉(28、ボルシアMG)、FW上田綺世(26、フェイエノールト)、MF堂安律(26、フライブルク)らの常連組を選外とした。さらにパリ五輪世代を中心に顔ぶれを刷新。27人のうち出場試合数が5以下の選手が17人を、そのうち初招集が7人を数えた。