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ソフトバンクの小久保監督の交流戦優勝インタビューがSNSで物議(資料写真:Yonhap/アフロ)
ソフトバンクの小久保監督の交流戦優勝インタビューがSNSで物議(資料写真:Yonhap/アフロ)

「他球団に失礼だ!」「撤回すべき」ソフトバンク小久保監督の「秋にはセ1位の阪神さんと戦えるように」の交流戦優勝コメントがSNSで物議…虎党からは「新庄日ハムとやりたい」の声も

 ソフトバンクファンの一部が、今回の発言を“失言”として重ねるのが、昨年の日本シリーズでの監督インタビューである。敵地横浜で2連勝した小久保監督は「3つ負けられるのが日本シリーズなんで」と発言した。その言葉通りに本拠地に戻って悪夢の3連敗。結局、横浜に舞台が移り、2勝4敗で横浜DeNAの“下剋上”日本一を許してしまった。ソフトバンクファンにしてみれば、その“トラウマ”が今回の発言に重なったのだろう。
 現在、ソフトバンクは首位の日ハムに3ゲーム差、2位のオリックスに0.5差の3位である。ソフトバンクの野球に詳しい球団OBで阪神、ヤクルトでもプレーした評論家の池田親興氏は「阪神は現在セの1位で、阪神ファンで甲子園は満員だった。そういう状況の中での阪神と阪神ファンへのリスペクトを込めてのリップサービスでしょう。考えればわかること。あげ足取り的な意見はいかがなものか」と小久保監督の発言が波紋を呼んでいることへ疑問を投げかけた。
 そして「主力が欠ける中で、球団と現場が一体となって優勝をしたことは評価しなければならない。球団が整えてきた戦力をベンチワークで使いこなした。代役を抜擢した先発オーダー、投手起用、ゲームの中での采配のすべてにおいて正解を選択した」と、交流戦優勝を評価した。
 柳田を怪我で欠き、交流戦に入って不調の4番山川、ストッパー、オスナが2軍落ち、近藤、今宮が怪我で離脱した。その状況の中で抜擢された慶大卒6年目の柳町が交流戦18試合で打率.397の数字を残して首位打者。8打点で得点圏打率.429と勝負強く、出塁率.474も交流戦トップだった。「レフト・3番」に定着し、小久保監督は「主力の選手が抜ける中、本当に自分の地位を確立した。外せない選手からチームを引っ張る選手になったという印象」と称賛した。
 その柳町覚醒の理由を池田氏は「コンタクト率が上がったことに加えて、ボールを選べるようになった。それが出塁率に反映されている。タイミング、そして読みという部分でひと皮むけた」と分析している。

 

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