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大谷がロイヤルズ戦でメジャー移籍後キャリア最速となる163.7キロをマークした(写真:Imagn/ロイター/アフロ)
大谷がロイヤルズ戦でメジャー移籍後キャリア最速となる163.7キロをマークした(写真:Imagn/ロイター/アフロ)

「なんなんだ?(私だけに最速球を投げる)オオタニと一度話し合いたい」大谷翔平のメジャー移籍後最速の163.7キロで併殺打のロイヤルズ4番打者が過去の因縁を告白して“クレーム”つける?!

 実は、パスクアンティノは、侍ジャパンが世界一となった2023年のWBCにイタリア代表として出場しており、3月16日に東京ドームでの準々決勝で侍ジャパンと対戦、先発した大谷との2回の第1打席で102マイル(約164.2キロ)のストレートを投げ込まれて空振り三振に倒れていた。
 この164.2キロは、メジャーの公式試合ではなかったが、大谷のメジャー移籍後の最速と、2位のボールを体験したパスクアンティノにしてみれば、「なぜ私だけ?」と疑問に思ってクレームをつけたのも無理がなかった。
 この回が14球で終わったため、大谷は3試合目にして初めて2回のマウンドにもあがった。
 5番のサルバドール・ペレスをセンターフライに打ち取り、大学時代に二刀流プレーヤーとして注目を集めた大物ルーキーであるジャック・カグリオンの初球にも、99.9マイル(約160.8キロ)をマーク。空振りを奪い、最後は縦スラでスイングアウト。続くニック・ロフティンも縦スラで、キャッチャーファウルフライに打ち取り、3人でピシャリ。2回を27球、無失点に切り抜けて2番手のベン・カスペリアスにバトンを渡した。
 米スポーツサイト「ジ・アスレチック」によると、「大谷のここまで2試合のフォーシームの平均球速は98.6マイル(約158.7キロ)だった。ロイヤルズ相手に彼はフォーシームを11球投げた。3球で100マイル(約160.9キロ)を超え、1球は99.9マイル(約160.8キロ)を記録した。大谷のエンゼルス時代の2023年のフォーシームの平均が96.8マイル(約155.8キロ)だった」という。2度目のトミー・ジョン手術を経て、大谷はさらに進化しているのだ。
 結局、そのカスペリアスが6失点、DHに切り替わった大谷も、4打数3三振のノーヒットに終わり、チームは5-9で敗れた。だが、前出の敵地の現地紙、カンザスシティースター紙は、大谷にフォーカスを当てて、こう伝えた。
「ロイヤルズが、ドジャースに9-5で勝った土曜日の試合は、カウフマンスタジアムで今シーズンで2番目に多い観客数となったが、ファンたちは、厳密にホームチームのためにいたわけではなかった。3万6578人のファンは、ドジャースのスターで野球界のユニコーン、大谷を見るためにやってきた」
 二刀流スターには敵地のファンをスタジアムに足を運ばせる魅力がある。

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