
「一部の選手が不快感や怒りを露にした」前代未聞のドタバタ劇にバルセロナの選手が戸惑うも急転中止から今日26日の来日が正式決定…SNSは窮地救った三木谷会長への感謝の声であふれる
バルセロナは日本へ発つ準備を整えていたが、スペイン時間24日のうちに出発できなかった。最終的には同25日午前中(日本時間同夕方)に出発するまでの経緯を、バルセロナに拠点を置くスポーツ紙『SPORT』は次のように伝えた。
「ヴィッセル神戸戦のチケット販売を担当していた楽天グループは、試合を主催する側ではないにもかかわらず、サッカー界におけるイメージの悪化を防ぐために費用を負担することを選択した。しかし、バルセロナが日本側に抱く不信感の連鎖はそこで終わらなかった。バルセロナと楽天グループによる綱引きは、どちらも最初に折れたくない、ある意味で決闘のような状態だった。クラブの関係者によれば、着地点が非現実的なものに見られるような状況に、一部の選手が不快感や怒りを露にしたという」
日本への出発が遅れるほど到着した後にコンディションを整えさらにスペインと7時間ある時差を解消する時間がなくなる。8月中旬の新シーズン開幕へ向けて、最初の実戦となる神戸戦へ万全の状態で臨みたいとする選手たちの思いを汲む形で、バルセロナと楽天グループとの間で妥協点が見出だされたと見ていいだろう。
今回の一件に関しては当初、バルセロナのラファエル・ユステ副会長が「私たちへのリスペクトがない日本へは、絶対に行かない」と怒りを露にしていた。金銭問題を引き金にする形で、これまで積み上げてきたバルセロナと神戸、さらには日本サッカー界との信頼関係が損なわれる危機でもあったからこそ、チャリティーマッチ開催の正式発表を受けたX上は、三木谷氏を称賛する投稿であふれ返っている。
「神様、仏様、三木谷様」
「大げさじゃなくて日本サッカー界を救ったと思う」
「これ映画にできるレベルの出来事です!」
「マネーの使い方がかっこよすぎるのよ」
同時にD-Drive社から詐欺行為をはたらいた指摘され、法的措置を講じるとまで糾弾されながら前日に続いて沈黙。主催する横浜FC-レアル・ソシエダが行われたニッパツ三ツ沢球技場に姿を現さず、同社の公式HP上で声明すら公表していないヤスダグループの安田CEOへの批判も飛び交っている。
「トラブルメーカー安田慶祐氏をサッカー界から追放してもらえませんか」
「ヤスダグループには後々しっかり罰金を払わせましょうね」
「これでヤスダグループが許された訳ちゃうからな」
新シーズンから「10番」を背負う18歳の至宝ラミン・ヤマルや、マンチェスター・ユナイテッドから期限付き移籍したイングランド代表マーカス・ラッシュフォード(27)ら31人が招集されたバルセロナは、当初の予定より1日遅い26日に来日。有料の前日公開練習を非公開練習に切り替えて、神戸戦へ向けて調整する。