
「大谷翔平はエースのような投球を見せた!」749日ぶり勝利は26%がカーブの「リハビリ一番最後の段階」の二刀流で実現…ついにリミッター解除か?
その結果、復帰後11試合目にして5イニングを投げ切ることも果たした。
ロサンゼルスタイムズも「何より重要だったのは、大谷の投球内容だ。
手術した右腕に、まだ力があることはすでに証明済みだったが、この日の登板で、大谷が依然として“長いイニングを支配できる投球”を見せられることも実証したのだ」と報じた。
もう大谷リミッターは解除されるのか。そしてポストシーズンでの先発の一人に入ってくるのか。
デーブ・ロバーツ監督は、大谷の起用に関して「5イニング以上を投げささない」とコメントを続けてきた。だが、専門メディア「ドジャーネーション」によると、この日の試合後は、その方針を守るのかと聞かれ「今のところは」と、含みを持たせた発言に変わっていたという。
ロサンゼルスタイムズによると、現在、ポストシーズンの先発は、ブレイク・スネル、山本由伸、タイラー・グラスノーの3人が確定。そこにクレイトン・カーショーと大谷が、豪華な先発ローテーションの柱として加わるかどうかの状況だという。
その点について大谷自身はどう考えているのか。
囲み取材でも質問が集まったが「今日に関しては球数も重ねて5回を投げ切るのがギリギリだった。これから増やすのかどうかは、監督、フロント、ドクターとも話をしていかなくちゃいけない」と慎重だった。
そしてこうも言った。
「現時点で先発ピッチャーは整っていてブルペンも充実している状態。与えられたイニングを投げ切って、勝てる確率を少しでも上げること、少しずつイニングを増やすことでブルペンの負担をできるだけ減らしたい」
この思いが大谷の本音なのだろう。
この日は 昨季メジャー史を塗り替えた「50―50」を記念し、バットを振る大谷のボブルヘッド人形が配布された。試合前から入場ゲートはファンの列があふれかえっていた。そのボブルヘッドデーに大谷が復帰初勝利を果たしてチームは4連勝、パドレスとのゲーム差は2のままで、優勝マジックは「26」となった。