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延長11回二死満塁でフィリーズのカーカリングが投手ゴロを弾き、本塁へ悪送球した(写真・AP/アフロ)
延長11回二死満塁でフィリーズのカーカリングが投手ゴロを弾き、本塁へ悪送球した(写真・AP/アフロ)

「史上最も馬鹿な采配」と批判されたロバーツ監督が“手のひら返し”の「尊敬されるリーダー」と評価急上昇…痛恨悪送球のフィリーズ右腕を「同情する」と思いやった談話が反響呼ぶ

 カーカリングに敬意を示し、その辛い心情に思いを寄せたロバーツ監督のコメントは大きな反響を呼んだ。
 米スポーツサイト「クラッチポイント」は「ドジャースのロバーツ監督が痛恨のミスを犯したカーカリングに同情の意を示す」との見出しを取った記事でこう報じた。
「ロバーツ監督のメッセージは、その品位だけでなく、ポストシーズンのプレッシャーがいかに過酷であるかを理解していた点でも野球界全体に反響を呼んだ。彼の言葉はこのような場面が若い選手に与える精神的な負担の大きさを浮き彫りにした――特に、ナ・リーグ地区シリーズ第4戦のような接戦ではなおさらだ」
 そしてこうも記してロバーツ監督の姿勢を評価した。
「ロバーツ監督は、勝利を祝うことよりも(敗れた相手の気持ちを)“理解すること”を選んだ。その場面を振り返る彼の言葉は、ドジャースの勝利に深みを与え、ポストシーズンの野球とは単なる競争だけでなく、人間性をも試すものだということをファンに思い出させた」
 米サイト「ヘビー」も、このロバーツ監督が試合後に発した言葉と姿勢を「ロバーツ監督の品格あるメッセージ:フィリーズのオライオン・カーカリングへの痛恨エラー後の思いやり」との見出しを取った記事で称えた。
「ドジャースのロバーツ監督は、野球界で最も尊敬される品格ある監督の一人である理由を改めて示した。カーカリングは、試合後、頭をうつむいたままフィールドに立ち、周囲でドジャースの選手たちが祝福を続けている中で、目に見えて打ちひしがれていた。フィリーズの捕手リアルムートやライトのニック・カステラノスらが、慰めに駆け寄りトムソン監督も励ましの言葉をかけた。しかし、相手チーム側であってもロバーツ監督の思いやりは際立っていた。試合後、記者たちに対して痛恨の瞬間のカーカリングを称賛することを忘れなかった」

 

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