
大谷翔平のリーグ優勝決定S登板日を巡って米メディアの見解が割れる…ローテー優先の第1戦か、打撃復活配慮の第2戦か…ロバーツ監督の決断は?
ドジャースが13日(日本時間14日)から始まるリーグチャンピオンシップ(優勝決定)シリーズのどこで大谷翔平(31)を先発させるかを巡って米メディアの見解が分かれている。最有力なのは、打撃への影響を考えて翌日が移動日でオフとなる第2戦(14日、同15日)の先発。だが第6戦までもつれた場合に今季2度しかない中5日での登板となる。また第1戦に先発させた場合は第5戦の先発候補がいなくなる。果たしてデーブ・ロバーツ監督(53)の決断は?
登板翌日のレギュラーシーズンの打撃成績は打率.147
ドジャースはサヨナラ悪送球というまさかの幕切れで強敵フィリーズを撃破して2年連続のリーグチャンピオンシップシリーズ進出を決めた。もし第5戦にまでもつれこんでいれば、先発予定は大谷だった。その大谷を温存できたことで、13日(同14日)から7戦4戦先勝制で行われる同シリーズのどこで大谷を先発させるかを巡って米メディアの意見が真っ二つに分かれている。
「ドジャースは大谷の第1戦先発を検討中」との見出しを打ち、第1戦先発説を唱えたのはドジャースの専門メディア「ドジャーブルー」だ。
「大谷を第1戦の先発に起用するかどうか、チーム内で協議を行っている」とした同サイトが、大谷第1戦説を打ち出した根拠はロバーツ監督のコメントだ。
ロバーツ監督は第1戦で先発する可能性を問われて「そのことについてはこれから話し合うつもりです。ただ、おそらくそうなるでしょう」と答えたという。だが、「ただ第2戦のあとに休養日があるので、まだ確定ではありません」との含みも持たせている。
大谷は今季レギュラーシーズンで14試合に先発したが、6試合は翌日がオフデーとなる日に先発した。できる限り、休養を与え打撃への負担を減らすための配慮。レッズとのワイルドカードシリーズでも大谷は開幕投手に指名されなかった。リアル二刀流で出場した翌日にゲームがあった今季の8試合での成績は34打数5安打(打率.147)、2本塁打と低迷している。
大谷はワイルドカードシリーズの第3戦に先発予定だったが、連勝で終わったため、そのままフィリーズとのディビジョンシリーズの第1戦にスライドされた。大谷は2回にテオスカー・ヘルナンデスのまずい守備などがあり、3失点したが、3回から6回はわずか1安打の圧巻の無失点投球を続けて、9三振を奪った。この流れでいくと今回も、第1戦に抜擢される可能性があると同サイトは読んだ。
「自然な流れとしては、大谷が今週末に登板する可能性があったため、月曜日のNLCS第1戦に先発する形になるだろう」
だが、このフィリーズ戦では、変則日程で翌日が休養日だった。その点を考慮して同サイトは一方で、「ドジャースは、大谷の登板の間に休養日を挟むよう調整することも重視しているので、その場合、大谷を第2戦に先発させ、もしシリーズが長引いた場合には、第6戦または第7戦で再登板できるスケジュールになる」とした。