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阪神のデュプランティエが日本シリーズ第2戦に先発したが2回持たず背信の7失点(資料写真・黒田史夫)
阪神のデュプランティエが日本シリーズ第2戦に先発したが2回持たず背信の7失点(資料写真・黒田史夫)

「なぜ才木ではなくデュプランティエを先発させたのか」不可解な藤川監督の采配でトラの“助っ人右腕”が2回持たず7失点の“ゲームぶち壊し”…SNSは“プチ炎上騒ぎ”

 それとも当初先発が予想されていたモイネロとのマッチアップを避け、第3戦を才木で確実に勝つにいくための戦略的なデュプランティエの先発だったのか。結果論ではなく、藤川監督からの説明もなく、意図の読めない不可解な起用だった。しかも、第3戦に才木が先発した場合、第7戦までもつれると、中4日となり、先発候補がシーズン終盤に先発をテストしたネルソンくらいしかいなくなる。
 SNSも“プチ炎上騒ぎ”となった。
「どーしてもデュプランティエ先発が解せない… 何で?才木使わへんの? 奇策やと指揮官だけが自己満足の為にしたとしか思えへんねん… 3戦目モイネロ打てず落とすと今日の負けがかなり深い傷になる」
「デュプランティエの先発はなかったですねぇ 今日の1敗は避けられたと思いますよ」
「今日の負けは完全に藤川監督の責任。2戦目にデュプランティエ先発は無いわ。2025シーズンの集大成なんだから 1年間きっちりやった選手を使わないと。甲子園の初戦に才木を使いたいのはわかるから2戦目は、絶対に大竹やったで。デュプが悪いわけじゃ無い。どっしりとシーズンの延長線でいいんよ」
「今日の試合、なぜデュプランティエを先発に選んだのか?ひょっとしたらモイネロがくると考えて一か八かでデュープにして才木を第3戦で確実に勝とうとしたのではないかと考えたりします。 今日の大敗で第3戦で絶対にモイネロを攻略せねばならなくなった」
 鋭い指摘の意見が多かったが、中には、「ずっと投げてなかったデュプランティエ先発の時点でバクチだった訳だが、まあ負ける時はこんなもん。やはり打線ではソフバンが格上なので甲子園に帰ってどういうゲームができるかだね。2023年も2戦目に大敗したけど終わってみれば日本一だった」と前向きに援護する声もあった。
 CSファイナルステージから、前日の日本シリーズの第1戦目まで、なかなか波に乗れなかったソフトバンクス打線を14安打10得点と目覚めさせてしまった。周東は、1試合5安打の日本シリーズの1試合最多安打の記録を作った。デュブランティエの7失点炎上が、シリーズの流れを大きく変えてしまった可能性がある。
 小久保監督は、勝利監督インタビューで「昨年ここで3連敗して、皆さんの前で勝ちを見せることができなかったんで今日はうれしいです」と笑顔で心境を明かし、甲子園に舞台を移しての3連戦に向けて「アウェーの戦いになりますけど、ホークスらしい野球をしてしっかり勝ちきりたいと思います」と宣言した。
 各社の報道によると、一方の藤川監督は、「今日は終わったので、明日しっかりと一日空けて甲子園で3つ戦う。それだけですね」と、すでに気持ちを切り替えていたという。
 才木に問題は発生していない限り、おそらく明日28日の第3戦はモイネロと才木のマッチアップになるのだろう。ソフトバンクが10得点の勢いをキープするのか、それとも阪神が流れを取り戻すのか。日本シリーズの行方を占う重要な1戦となる。

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