「ドジャースなら1年だけ“仮レフト”で」村上宗隆を狙うのはド軍、マリナーズ、レッドソックスの3球団?!…5年約184億円の米予想報道も
 マリナーズを移籍先の最適球団にした理由は、三塁のユヘニオ・スアレスがFAでチームを去る可能性があり「後継としてコルト・エマーソンを三塁に起用する可能性もあるが、彼を1年ほど3Aで育成してから2027年に遊撃へ回すこともあり得る。そうすると三塁は村上がフィットしやすく、あるいはジョシュ・ネイラーの一塁のバックアップとしての役割も考えられる」とした。また「マリナーズは三振が多くても長打力がある打者を好む傾向があるチームだ」という。
 そして同メディアは「もう一つの移籍候補」としてドジャースをあげた。
「日本人選手なら誰でもドジャースは候補に入る。もちろん一塁にはフレディ・フリーマンが固定されており、三塁のマックス・マンシーには1000万ドル(約15億4000万円)のオプションがある。ただし村上は2025年に外野で数試合出場している点に注目。レフトに穴のあるドジャースは、1年だけ村上を“仮のレフト”として起用し、その後2027年にマンシーの後任として三塁に戻すという選択もあるかもしれない」
 そう予想した。
 さらに「ドジャースの2025年の野手陣はメジャーで最年長クラスだった。主力11人のうち、30歳未満はアンディ・パヘスだけ。チームは若返りを必要としており、村上はカイル・タッカーより若く、かつ契約金も安い。そのため、補強対象として現実的な選択肢になり得る」との根拠を力説している。
 またニューヨーク局「SNY」はレッドソックスを最有力候補と予測した。
「近年NPBのスター選手たちはドジャースで成功する傾向があり(ポストシーズンを見れば一目瞭然)、ドジャースは“安心できる受け皿”とも言える」と、ドジャース“本命説”を伝えた上で、「今回はレッドソックスが獲得競争を制するという予想を立てた」とした。
「ボストンは若手中心のチームが上昇気流にあり、もし三塁のアレックス・ブレグマンが契約をオプトアウトしてチームを去るなら、村上は三塁を守ることができるし、一塁に回る可能性もある」
 同局は「ただし、争奪戦は激しくなるだろう」と予想。
 メッツの編成部の責任者が来日中に村上のサヨナラホームランを目撃したこと、ヤンキースなど「他のビッグネーム狩り球団」も獲得に名乗りを上げる可能性が高いことを付け加えた。
 村上の行先に注目が集まる。

