フィリーズ“56発男”退団の場合の後釜は村上宗隆?「今井達也はメッツ千賀滉大より少し上」「高橋光成は挑戦が遅すぎた」「阪神才木浩人は知っておくべき名」…MLB公式が異例特集
米サイト「スポーツキャスティング」は、今オフのFAのパワー打者10人をリストアップ。村上と岡本の2人の名前を入れ、契約金に関しては、村上は「5年から10年の契約で1億ドル(約154億円)以上」岡本は「3年から5年の契約で、5000万ドル(約77億円)から1億ドル(約154億円)の範囲になる可能性がある」と予想した。
米サイト「ジ・アスレチック」は、さらに具体的な契約金の予想をしており、村上は8年1億5850万ドル(約244億円)、岡本は4年7850万ドル(約121億円)としている。
MLB公式サイトの記事で興味深かったのは、今井と高橋の西武の両右腕の比較だ。
今井に関しては「球団は、まだ正式な発表をしていないが、MLB球団関係者は今井がポスティングによるメジャー挑戦する可能性が高いと踏み備えている」とし、「メッツと5年7500万ドル(約115億6000万円)で契約した千賀滉大と似ているか、わずかに上回っている」と紹介、ジャイアンツを移籍先の有力候補とした。
前出の「ジ・アスレチック」は今井の契約金を8年1億9000万ドル(約292億8000万円)と見積もっている。
対照的に厳しい評価を与えたのが、この日、西武が正式にポスティングでの移籍を認めた高橋だ。
「彼は長年メジャー挑戦を切望していたが有利な契約を得るには遅すぎた可能性が高い」
今井が27歳で高橋は28歳。
「西武は2022年、2023年オフの高橋の価値が最も高かった時期にポスティングを拒否した。2024年は0勝11敗、防御率3.87という残念な成績を残し、今季はより良い成績を収めたが、三振と四球の比率はNPBトップクラスの先発投手よりも低い」と厳しい評価を与えた。
また2020年オフにレンジャースと2年620万ドル(約9億6000万円)の契約を結び、当初はローテーの2番手の評価を受けながら故障などで結果を残せなかった有原が再挑戦の意向を示していることを紹介。
阪神との日本シリーズの第1戦で6回2失点のクオリティスタートを切ったこと、海外FA権を持っていることなどを伝えた。
その日本シリーズで惜しくも涙をのんだ阪神の才木についても「おそらく今後、数年間のうちに挑戦してくるだろうから、MLBファンは彼の名前を知っておくべきだ」と紹介した。
才木は球団に今オフのポスティングによる挑戦を容認されなかった。
同サイトは「才木は過去4シーズンで490回 1/3を投げて防御率1.71を記録。彼はダイナミックな速球とフォークのレパートリーに加え、制球力があることで知られている」と絶賛した。果たして今オフに新たなる日本人メジャーリーガーは何人誕生するのだろうか。

