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レッドソックスの吉田正尚がグリーンモンスター越えのメジャー初本塁打(写真・AP/アフロ)
レッドソックスの吉田正尚がグリーンモンスター越えのメジャー初本塁打(写真・AP/アフロ)

ボストン地元メディアが吉田正尚のGモンスター越え初本塁打に絶賛の声…同僚デバースは「彼はパワーもあり何でもできる」

 レッドソックスの吉田正尚外野手(29)が3日(日本時間4日)、本拠地でのパイレーツ戦に「4番・左翼」で先発し、2点を追う1回一死二塁の第一打席で逆方向にあるレフトフェンスの通称「グリーンモンスター」を超えるメジャー初本塁打となる同点2ランを放った。この日の成績は、4打席1安打2打点1得点1四球。試合は6-7で敗れたが、地元のボストンメディアは日本から来た新4番の活躍に“お祭り状態”となった。

 

 吉田の“マッチョパワー”がメジャーで通用することを証明した。いきなり2点を追うことんあった一回一死二塁で、吉田は、パイレーツの先発ヨハン・オビエドがボールワンから2球目に投じた見送ればボールの外角高めの96マイル(154キロ)のストレートを上から叩いて逆方向へ打ち返した。打球は、グングン伸びて、フェンウェイパーク名物のレフトにそびえる11.3メートルの“壁“「グリーンモンスター」を越えていく。記念すべきメジャー第1号は、価値ある同点2ランとなり、この回、チームは5-2と逆転に成功した。ベンチでは、数日前から誰かが隠し置いていたというオリックス時代のグッズ「正尚チャンス・ダンベル」を手渡され、それを持って歓喜のパフォーマンスを決めた。試合は6-7で敗れたが、地元ボストンのメディアは一斉に吉田のメジャー1号に焦点を当てて報じた。
 NBCスポーツのボストン局は「見よ…吉田がメジャー初本塁打をかっ飛ばす」との見出しを取り、「吉田がチームの一員となっている。レッドソックスの極めて重要なオフシーズンの補強選手(の吉田)が、月曜夜のパイレーツ戦でメジャー初本塁打を放った。1回裏に吉田は同点に追いつく2ランをグリーンモンスター越えの反対方向へかっ飛ばした」とし、本塁打シーンの映像とともに報じた。
「NPBの元スター選手である吉田は、オフにレッドソックスと5年9000万ドル(約120億円)で契約した。打席での高度な自制心とボールを捉えるバットコントロール技術で知られるが、この29歳(の吉田)は長打も放つ。彼は大会記録となる13打点で日本の優勝に貢献したWBCでそれを披露した」などと称賛した。
 地元ニュースサイトのBoston.comは「吉田がフェンウェイパークで(グリーン)モンスターの観客席に挨拶するまで、そう時間はかからなかった。ボストンでの開幕シリーズで打率.308、4安打、4得点、3打点の成績を残していた吉田は、オビエドの高めの速球を捉え、その球をレフトへ向けて切り裂いた。吉田のバットから噴き出した打球は速度104.6マイル(約168キロ)で飛び出し、その同点2ランは、グリーンモンスターの観客席の最まで届いた」と報道。
「ダグアウトに戻ると、吉田は日本時代に広めてきた“マッチョマン”のニックネームにあやかり、背番号7とともに空気注入式の(玩具グッズの)ダンベル2つを動かして見せた」と、パフォーマンスの様子を伝えた。
 地元リパブリカン紙系列のMassLive.comは「吉田がグリーンモンスターを越え、390フィート(約119メートル)の初本塁打をかっ飛ばす」との見出しを取り、「月曜夜のフェンウェイで力強い節目を達成した」と吉田のメジャー初本塁打を伝えた。

 

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