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同期の星大二郎の応援に駆け付けた村田諒太と清水聡。中央は星の家族だ
同期の星大二郎の応援に駆け付けた村田諒太と清水聡。中央は星の家族だ

アマボク界40歳“レジェンド”星大二郎が村田諒太にむちゃぶり?!全日本準決勝でドラマチックに敗れ年齢制限で“強制引退”も駆けつけた同期“親友”に「アマ復帰してリベンジしてくれ」とエール

 大学は違うがナショナルチームのコーチとして指導を受けた恩師の一人。20年前、夏の大分で1か月間にもわたって行われた伝説の合宿。熱中症で、倒れた選手にバケツで水をぶっかけて戦わせた。今ではコンプラ違反だが、その時間があったからこそ40歳でも戦えたという。
 実は現役最後の試合となる今大会のセコンドを梅下さんに依頼していた。2か月前、夜中の2時に酔っ払った梅下さんから電話があり「お前のセコンドにつくのが楽しみ」と伝えられた。
 それが最後の会話になった。
「一緒にセコンドを果たしてくれた。力をくれた?負けましたけどね、なんでなんやろ?」
 会場には、その全日本の合宿で共に汗と涙の日々を過ごした同期の村田、ロンドン五輪銅メダリストで、プロ転向後、OPBF東洋太平洋フェザー、WBOアジアパシフィックスーパーフェザー級のベルトを獲得、負けたが世界挑戦も経験し、今なお現役の清水聡(大橋)ら“戦友”が応援に駆けつけていた。
「こんな終わり方はドラマチックですよ。最後が大学の後輩ってストーリーがあるじゃないですか。40歳を相手に2-3の僅差でいいのかというメッセージを送った。人を感動させる何かがあった。最高のラストファイトでしょう」
 「ギリ」涙はこらえたという。
 星を労ったのか、茶化しにきたのかわからないが、村田はインタビュースペースまできて、星と「練習する時間よりパチンコ屋にいっている時間の方が長い合宿もあったよな」と昔話に花を咲かせた。
 清水も「僕らの中で一番身体能力が高かったのは星なんですよ。そこに上手さが加わった。ここまでやるのは凄い」と健闘を称えた。
 星は2005年からライト級で全日本3連覇を果たし、世界選手権にも出場、五輪代表候補にもなり、200戦以上を戦ったアマチュア界のレジェンド。一度は、競技生活から身を退き、和歌山県庁のスポーツ課でボクシング競技の普及、振興活動を行っていたが、3年前の大会から38歳にして「戦う姿で何を伝えたい」と現役復帰。
 昨年は17年ぶりに決勝進出まで果たしていたが、その挑戦も“年齢の壁”の前に終わりとなった。
 だが、星には、中年オヤジの奮闘がアマチュアボクシング界を動かしたとの自負がある。
「社会人でもう一回ボクシングをしてみようと(競技復帰した)選手がむちゃくちゃ増えたんですよ。僕のおかげがどうかはわからない。でも草の根の活動が実を結んだんじゃないのかな。うっとおしいおっさんと思われたかもしれないけど、なんかの役にはなったのかな」

 

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